歴史文化学科考古学コースでは、教員・学生が一体となって遺跡調査チームを組織し、各地の遺跡で調査を行いながら、専門的な知識や技術を実践的に身につけています。
https://www.tenri-u.ac.jp/news/39688/
9月2日~3日にかけて、長岡京市に文化財専門職として勤務する福家恭さん(歴史文化学科卒業生)の依頼を受けて、乙訓寺(おとくにでら)で地中レータ探査を行いました。非常勤講師を含む教員4名(岸田・桑原・小田木・橋本)、学生10名が参加したほか、京都府立大学大学院に進んだ卒業生の瀬川裕太郎さんも応援に駆けつけてくれました。
2024春togetherのメンバーも参加し、皆が協力しながらチームワークで作業を進めることができました。
https://www.tenri-u.ac.jp/news/44325/
探査の目的は、古代乙訓寺の伽藍配置、すなわち寺院の建物がどのような配置になっていたのかを探ることでした。探査成果の本格的な分析はこれからですが、興味深い成果が得られたようです。
1年次生の5名は、今回が遺跡調査の「現場デビュー」となりました。この経験を活かし、今後の調査でも活躍してくれることを期待しています。(桑原)
参加学生のコメント
- 今回の探査は初めてで、とても緊張していました。台風による日程の変更などであまりたくさん参加できなかったのが残念です。しかし、先輩や先生方が教えて下さり、とてもいい経験になりました。(佐々木未来:歴史文化学科1年次生)
- 初めて触る機械、現場の雰囲気、戸惑いや不安が多々ありましたが、参加して良かったと心から感じています。私は今後、考古学コースへ進もうと考えているため、この経験を元にこれからの調査に励みたいと思います。(福島眞奈:歴史文化学科1年次生)
- 初めての現場でしたがとても楽しかったです。分からないところは教えていただいて、自分も一員として参加できてよかったと思います。この探査で謎が解明されていくと思うとわくわくします。(小木曽真彩:歴史文化学科1年次生)
- 最初は正直作業できるかどうか不安でした。しかし実際に作業する中で、自分がまた一つスキルアップしていること、仲間と協力し合って作業することが楽しい、嬉しいと感じ、当初の不安は消えていきました。今では達成感と喜びでいっぱいです。参加して本当に良かったです。(光川千晶:歴史文化学科1年次生)
- 初めて遺跡探査に参加する中で、初めて見る機器の扱いや作業の手順など、学ぶことが多くありました。多くの方々に教えて貰いながらの作業は緊張しましたが、無事調査を進めることができたことは、とても良い経験になりました。(森花月:歴史文化学科3年次生)
- 今回の探査は、4年生として教えながら作業をするため、どれだけ適切に説明できるか不安でした。1年生をはじめ、経験のある人達も積極的に声かけなどを行ってくれ、とても助かりました。全員にとって良い経験になったと思います。(松浦舞:歴史文化学科4年次生)
- 今回の探査は、初めて参加する学生が多く嬉しく思いました。初めて見る機械に触れたり、先生方に話を聞いたり真剣に取り組んでくれました。この探査を経て考古学により興味を持ち、大学生活を過ごしてほしいです。(片岡隼:歴史文化学科4年次生)