総合教育科目

基礎を固め、教養を深める

一般教養科目群

文系理系を越えて幅広く学び、教養を磨きます

総合教育科目では、現代社会で広く求められる基礎的な教養を身に付けます。
政治、経済、心理学、法学、スポーツ、科学、データサイエンス、語学など様々な分野を学び、大学での学びの基礎を培うとともに、日常生活やビジネス、社会に生かします。

基礎ゼミナール

1年次の少人数ゼミナールで、学びの基礎力を身につけます

各クラス20⼈程度の少⼈数で、⼤学や社会で求められる「読む・書く・話す・聞く」能⼒を養成。⽂章要約やレポート作成、プレゼンテーション、ディスカッションなどを演習で徹底的に磨き、実践⼒を育てます。

天理スピリット科目群

宗教性・国際性・貢献性を培う基盤として、様々な言語や文化を学びます

アカデミック英語

英語1、英語2で培った英語の基礎力を基盤に、英文を書くこと、英文を要約すること、英語でプレゼンテーションすることなどを通して、社会人として必要な英語力を育むために、総合教育科目の天理スピリット科目群に、以下の科目を開設しています。

  • 教養アカデミック英語1
  • 教養アカデミック英語2
  • 実践アカデミック英語1
  • 実践アカデミック英語2
  • アカデミック英語上級

 

多文化理解と言語

自己と異なる言葉や文化を知ることは、自己の言葉や文化に対するより深い理解につながります。
多文化理解と言語では、韓国・朝鮮語、中国語をはじめとする11の言語圏の文化や社会について学び、あわせてそれぞれの地域の言語の基礎を学習しながら、多文化共生社会の実現に寄与できる力を養います。

学べる11の言語と文化

韓国・朝鮮語、中国語、英語、タイ語、インドネシア語、ドイツ語、フランス語、ロシア語、スペイン語、ポルトガル語、日本語(留学生対象)

 

ローカリーアクト 天理 SDGs(森に生きる)

天理教では、この世(=地球)は「神のからだ」と教えられているが、その「神のからだ」としての地球環境が病んでいることは周知の事実である。その地球環境の保護を人類生存のためにという人間のエゴイズムの立場からではなく、神が自らの「からだ」を傷つけてまでも人びとに教えようとしていることは何かを体験的に学習する。奈良県内、天理市内での林業体験及び持続可能な開発目標(SDGs)や持続可能な開発のための教育(ESD)を目的とした実習を行う。

 

国際参加プロジェクト(国際協力演習1・2、国際協力実習)

「知ることは感じることの半分も重要でない(レイチェル・カーソン)」と言われる通り、「知ることよりも感じること」が世界で生起する諸問題への関心を呼び起こし、理解を深め、行動を活発化し、継続化する前提となる。「国際参加プロジェクト」が目指すところは、従来の海外における語学研修や異文化体験にとどまらず、互いに助け合う献身的行為をとおして、参加者におなじ人類の一員として生かされている喜びと助け合いの責任を感じる気風を養い、知識と人格の分裂を避け、両者を統合させていくという実践的「活学」の地平を視野に入れている。国際社会を舞台とし、建学の精神の実践を通して、真の人間としての教養を培い、自らの人格を練磨・向上させて行くことを目的としている。

「国際参加プロジェクト」への参加方法

「国際参加プロジェクト」は、天理スピリット科目群「国際協力演習1・2」で事前・事後の研修を行い、「国際協力実習」で海外現地での国際支援・ボランティア活動を実施します。本プロジェクトは、本学の学生であれば誰でも参加できますが、書類選考・面接選考を経てプロジェクトメンバーに選ばれる必要があります。詳しくは国際交流センター室で問い合わせください。

 

天理大学特別講義

天理大学特別講義では、NPO、民間団体、企業などによる寄付講座を開講しています。令和6年度は、以下の科目を開講する予定です。

天理大学特別講義1「まほろばエコロジー講座」〈NPOとの連携〉

天理大学は2012年に奈良県下の大学としては初の「エコキャンパス宣言」を行い、建学の精神に基づいたキャンパスの環境保全を指向してきました。このたびは、大学生を対象とした「まほろばエコロジー講座」を授業として開講します。具体的には、15回の授業で環境問題に関わる各分野の専門家によるレクチャーおよびフィールドワークにより、環境問題の基礎的知識を体系的に学び、一定の成績を修めた受講生を「特定非営利活動法人環境市民ネットワーク天理」が「まほろば環境市民」に認定します。この授業(講座)を通じて環境市民を目指していきましょう。

天理大学特別講義2「ホースセラピーⅠ」〈JRAとの連携〉

動物とのふれ合いが、人の健康回復や維持に効果があることは広く知られている。その中でも、人を乗せることのできる馬は、セラピーの方法が多様で、期待できる効果も大きいと考えられている。そこで、馬による動物介在療法や、動物介在活動、動物介在教育の効果や可能性について講義・実習する。斯界における先端的な研究者を講師陣として結集して、ホースセラピーに関心のある学生や一般の方々が学び知識を深め、本学が天理大学馬術部の協力を得てすすめているホースセラピー事業を充実させるとともに、その活動を通じて、広くホースセラピーの普及に貢献できる人材を育てる。
この授業の受講と単位認定試験の受験により、「中級バイオセラピスト」(国際エクササイズサイエンス学会認定)の受験資格が付与されます。別途、受験料¥10,000が必要となります。
「中級バイオセラピスト」資格は、「動物の愛護及び管理に関する法律施行規則」にもとづく「動物取扱責任者」の資格に該当します。ただし、「実務経験と同等と認められる1年間以上の飼養に従事した経験」が必要となります。

天理大学特別講義3「ホースセラピーⅡ」〈JRAとの連携〉

ホースセラピーⅠの目的を踏まえホースセラピーⅡでは、ホースセラピーにおける馬介在のあり方の応用を理解し実践の基本について学習する。
※この授業は、アドバンスト・コースとして位置付け、「ホースセラピーI」を単位取得した者だけが履修登録できます。

天理大学特別講義4「起業家育成授業」〈企業との連携〉

天理大学から日本、世界へと羽ばたく起業家、CSR(企業の社会的責任)を重視した社会貢献度が高い起業家の育成とそのために必要な知識を習得します。CSRとは、現在解決が求められる社会的課題に取り組むことを事業活動のミッションとする、企業経営における社会的貢献への志向性を意味します。講義時間内に、新規事業計画を作成するが、その際に「事業性」と「革新性」を重視します。「事業性」とは、社会的ミッション(使命)をビジネスの形に表し、継続的に事業活動を進めていくこと。「革新性」とは、新しい社会的商品・サービスや、それを提供するための仕組みを開発したり、活用したりすること。また、その活動が社会に広がることを通して、新しい社会的価値を創出すること。以上の点を重視した事業計画書を作成していきます。

天理大学特別講義5「観光コンテンツの造成と発信」〈企業・自治体との連携〉

この授業は、天理大学と(株)モンベル(mont-bell)と協働で天理駅前「天理大学サテライトキャンパス」(南団体待合所)で実施します(初回のみ杣之内キャンパスで実施です)。またグループ編成を行い、グループ単位で各課題に取り組むスタイルとなります。
日本は「観光立国」を掲げ、ツーリズム産業の日本における「基幹産業化」を目指しています。
現在観光業界では、たくさんの外国人観光客が日本を訪れていますが、日本人観光客も含め一気に人々が一部の観光地に押し寄せる「オーバーツーリズム」現象が起きています。この問題を解決すべく今後は地方都市への誘客を図り、観光客を分散させていかなければなりません。
ここ天理市は、地方都市にはよくある「魅力ある観光資源を有するがその知名度が低く観光客があまり来ない」市町のひとつです。
特別講義5では、「Time Travel City」天理市の観光振興の課題を捉え、解決へ導き、どうすれば天理市の名にふさわしい、魅力的な観光都市に育てることができるか、どのようにすれば誘客できるのかを考える場として本授業を実践形式で行います。また単に座学だけでなく、積極的に教室を出て現場を見て学んでいきます。特に「山の辺の道」については事前に歩いていただいて授業に臨んでいただきます(4回目の授業までに)。
長年、旅行会社において勤務した経験をもとに分かりやすく授業をすすめます。
「観光による地域づくり」のキーワードは、『SDGs』、『地方誘客』、『高付加価値旅行者を狙う』、『アドベンチャーツーリズム』、『データの活用』、『ダイバーシティ』の6つです。「Time Travel City」天理市を一層盛り上げるために一緒に実践していきましょう。

天理大学特別講義6「観光コンシェルジェの育成」〈企業・自治体との連携〉

この授業は、天理大学と(株)モンベル(mont-bell)と協働で天理駅前「天理大学サテライトキャンパス」(南団体待合所)で実施します(初回のみ杣之内キャンパスで実施です)。またグループ編成を行い、グループ単位で各課題に取り組むスタイルとなります。
日本の人口は、2008年のピークから16年間ほぼ減少の一途をたどっており、それに伴い、国内の労働者不足が社会的な問題となっています。観光産業においても、コロナ禍を経て観光需要が急激に回復する中で、人材の確保が喫緊の課題として叫ばれています。
特別講義6では、観光人材の安定的な確保や育成に向けた取り組み事例を紹介し、「Time Travel City」天理市の名にふさわしい魅力的な観光人材・コンシェルジュを育てることを念頭に置き、本授業を実践形式で行います。また単に座学だけでなく、積極的に教室を出て、現場でたくさんの方々とコミュニケーションをとりながら学んでいきます。特に「山の辺の道」については事前に歩いていただいて授業に臨んでいただきます。観光人材の育成は、地域の活性化につながり「持続可能な地域づくり」に貢献します。
長年、旅行会社において勤務した経験をもとに分かりやすく授業をすすめます。
「観光による地域づくり」のキーワードは、『SDGs』、『地方誘客』、『高付加価値旅行者を狙う』、『アドベンチャーツーリズム』、『データの活用』、『ダイバーシティ』の6つです。「Time Travel City」天理市を一層盛り上げるために一緒に実践していきましょう。

天理大学特別講義7「カフェ経営と農業イベント企画」〈企業・自治体との連携〉

この授業は、(株)モンベルと協働で天理駅前の「天理大学サテライトキャンパス」(南団体待合所)で実施する。本学と(株)モンベルによって運営される天理駅前広場コフフンの現パークサイドキッチンを舞台として、カフェの経営及び農業イベントによる農産物の普及・広報について実践的取り組む。
1回目は杣之内キャンパスの教室に集まること。2回目以降は(株)モンベルと協働で天理駅前の「天理大学サテライトキャンパス」(南団体待合所)で実施する。
前半は(株)モンベルの現パークサイドキッチンにおける「カフェ運営」について実地に学ぶ。後半は地元企業である(株)大和農園ならびに農業事業者(本学卒業生が運営する農業法人、萱生町の柿農家等)の協力を得て「ハロウィンイベント」のための企画及び商品開発を行う。

天理大学特別講義8「地域と農業」〈企業・自治体との連携〉

わが国では、農業従事者の高齢化が進み、耕作放棄地が増え続け、後継者がいない産業となっている。奈良・天理市においてもこの状況はいっそう深刻である。しかし農業は自然環境や風土、地域に深く関わっており、食料自給率の視点からも重要な役割を担っている産業である。地方創生の上からも、持続可能な農業を活性化していくことは、農業に従事する者に限らず、地域に暮らすすべて人びとが共有すべき課題である。一方で、生命維持の根幹ともいえる「食」に関わり、自然に密着した農業生産労働について、少なからずの若者が関心をもっている。
この授業では、農作物の成り立ち、つまり「食」や「農産物」の条件が地域の在り方とどう関連しているのかを学び、特産物(テロワール)としての地産品のブランド化を考える。そのためには、地産品の物語(Local Products Story)を紡ぎ出していく必要がある。行政や地元企業、農業事業者との協働により、古くて新しい「天理の物語」を農産物を中心に具体的に考察する。

基礎リテラシー科目群

大学での学びの基盤と現代社会に必要なリテラシーを学びます

基礎リテラシー科目群では、AIが発展し、Society5.0の到来が謳われる今日、文系理系を越えて、特に重要となる情報処理やデータ活用などについて学ぶ「データサイエンス・AI教育プログラム」を開講しています。
(2023年度から教育プログラムを開始し、2024年度に文部科学省「数理・データサイエンス・AI教育プログラム認定制度(リテラシーレベル)」に申請予定です。)

 

データサイエンス・AI教育プログラム(リテラシーレベル)

数理・データサイエンス・AI教育プログラムでは、数理・データサイエンス・AIへの関心を高め、かつ、数理・データサイエンス・AIを適切に理解し、それを活用する基礎的な能力を育成することを目的とし以下のような科目を開設しています。

  • データサイエンス・AI入門
  • コンピュータ入門
  • 情報処理

これらの科目では、次のような力を高めることができます。

  • AIやデータサイエンスの意味と価値を理解する能力(例:社会や日常生活におけるAI・データサイエンスの活用やその意義)
  • AIやデータサイエンスにおけるデータ分析の方法を理解する能力(例:基礎的な教養としてデータを集計したり分析したりする方法)
  • AIやデータサイエンスが各研究分野で広く活用されていることを理解する能力(例:AIの活用やデータサイエンスの活用の留意点)

キャリア教育科目群

ビジネスの基礎や多様な職種を知り、職業観を養います

職業観や幅広い職種の内容、ビジネスの現場の基礎知識について理解を深める科目を開設しています。卒業生の体験談なども参考に、卒業後のキャリアを長期的に考えます。

 

キャリアプランニング

キャリアをデザインする上で具体的に仕事の内容や重要な自己を理解したうえで、民間企業や官公庁などで働いている人を講師として迎え、実務上必要とされる能力や仕事のやりがい、キャリア形成についての話を聴きます。各業種の内容と必要とされる能力を知り、社会に出てからのキャリアデザインについて考えます。

 

キャリアデザイン1「教員・公務員・企業を目指す」

企業や官公庁で働く人々を講師に迎え、業界や仕事内容に関して熱く語っていただきます。ビジネスの最前線で活躍するプロフェッショナルのお話を聞くことで業界研究やインターンシップ参加、就職活動へのモチベーションが高まります。

 

キャリアデザイン2

グローバルに活躍する企業家、外交官、メディア関係者、スポーツ指導員などの体験談を手がかりに、国内外の多様な民族・文化的背景をもつ人々とともに働く職場の最前線を知り、求められるスキルや生き方を学びます。就職および留学・海外インターンシップなどに向けた知識を身につけます。

 

インターンシップ1、インターンシップ2

自己理解と職業理解を促進させるきっかけとして、官公庁、企業などでインターンシップを実施します。インターンシップに参加し、その実績に応じて単位を認定します。

 

海外インターンシップ1、海外インターンシップ2

自己理解と職業理解を促進させるきっかけとして、海外の事業所などでインターンシップに参加します。海外の事業所(パリ、ニューヨークの分校やドイツ(ケルン))などでのインターンシップに参加し、インターンシップの実績や報告内容に応じて単位を認定します。

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