民俗学コースの教員・学生が盆行事の聞き取りをしました。 2024.07.04 人文学部歴史文化学科教育・研究社会連携地域・企業との連携受験生の方へ在学生の方へ在学生保護者の方へ受験生の保護者・高校教職員の方へ # 地域貢献# 民俗学コース

歴史文化学科歴史学コースの幡鎌一弘教授は、一般の方に古文書の解読指導をしています。高齢な方も多く、時折、奈良県を中心に、古い習俗の話が出てきていました。そこで民俗学コースの教員・学生とともに聞き取りしたいとお願いしたところ、快く引き受けてくださいました。

6月20日に、Oさんに研究室に来ていただき、民俗学の齊藤純教授・松岡薫講師と学生などが聞き取りに参加しました。当日のお話は、幼少の頃の和歌山県川湯温泉街の様子や盆行事を中心に、実家のある山村の生活など多岐に及びました。

この時の聞き取りには、民俗学を学んだ卒業生で和歌山県出身の日髙凪沙さんも参加しました。また7月4日には天理市内の出身のIさんにも来ていただきました。聞き取りの記録は、整理して概要をまとめていきたいと考えています。

民俗学コースでは、現地調査によって行事などを実体験し、聞き取りなどを行なって、消えつつある日々の生活の様子を未来に伝える活動をしています。

足立光綺(考古学・民俗学研究コース3年次生)
かつてのお盆での先祖霊の迎え方や送り方を知れたり、盆踊りの盛り上がりの様子をイメージする事ができて、ご先祖様の祀り方の地域差や現在の娯楽との違いについて考えるきっかけとなりました。

森花月(考古学・民俗学研究コース3年年次生)
お盆の際に「お供え物をたばる」という、現地の子ども達が他の家々にある供え物を各々走って取りに行くという話が印象的でした。また、初盆の家がある場合は精霊舟を作り、村の青年達が流しに行くという話もあり、かつての盆行事が他の家々を含めた集落全体の営みであったのだと感じました。

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