天理大学は、『大学ランキング2021年版』(AERAムック、2020年発行)の大学図書館ランキングで、全体の指数評価が日本一でした。天理大学の指数を100とすれば、2位の国際基督教大学が93.30、3位の東京大学が89.08となります。とりわけ学生一人当たりの蔵書数は群を抜いていて、トップの天理大学の100に対し、奈良県内大学では奈良大学が34.35ですし、全国的にみると、たとえば東京大学でも52.71です。
歴史文化学科では、附属天理図書館(本館図書館)を積極的に使ってもらおうと、毎年1年次の春学期期間中に、本館図書館でのオリエンテーションを計画しています。本年は7月11日に実施し、まず、図書館の成り立ちや特色の説明を受け、実際に本を借りる練習をします。その後、歴史・地誌や和装本の置かれている書庫、常設展を見学しました。
案内の図書館司書から、歴史文化学科だけに図書館、本への関心が高いと言っていただきました。オリエンテーション後、早速、本を借りだした学生もいます。
天理大学の学生は、オリエンテーションを受ければ、だれでも書庫に入庫して本を探すことができます。すでに数多くの学生が入庫の手続きをとって、総数約150万冊ある書庫のなかで宝さがしを始めています。(幡鎌一弘)