史文会は歴史文化学科の教員・卒業生を中心に構成している学会です。年に1度研究会・総会を開催し、『史文』を発行しています。
6月2日、2024年度の研究会・総会を開催しました。
研究会では、まず宮崎亮太さん(2017年度卒業)が「伝えることの大切さ―博物館類似施設で得た経験と知識―」と題して報告しました。これまで、宮崎さんがつとめていた「人と防災未来センター」などでの活動を通して、人に知識や情報を伝え、記憶をつないでいくことの大切さを報告しました。
ついで幡鎌一弘教授が「近世初頭における奈良町の再編」と題して報告しました。17世紀初頭に奈良町の個別町が町切などを通して再編されていったことや、町と村の境界の変化、さらに17世紀後半に町並みの整備が進められていったことを取り上げました。
今年は、久しぶりに懇親会を開催しました。河内先生・近江先生も参加され、学科の創設当時の思い出や近況をお話になられました。
来年度以後、多くの卒業生の皆さんにご参加いただきたいと思います。