古文書調査報告書を刊行しました。 2024.03.28 人文学部歴史文化学科教育・研究社会連携 # 歴史学コース

歴史文化学科歴史学研究コースでは、天理市内などの文書を借用して学生とともに整理に当たり、古文書目録を発行し、地域の文化財の保存に貢献してきています。これまで、2014年の天理市の東井戸堂町から昨年までに7冊を作成しており、本年は8冊目として『天理市杣之内町山口文書調査報告書』を刊行しました。

一昨年以来、古文書の整理する史料実習は天理図書館の文書を使うことになりましたので、この報告書は教員が主に目録を作成し、学生は目録のデータ入力、文書撮影に協力しました。史料の一つが、「なら歴史芸術文化村」での古文書講座のテキストにもなり、古文書を読む人材育成にもかかわることになりました。

史料は約540点でした。幾坂池をはじめとする水をめぐる周辺村落との関係史料、近世後期の内山永久寺の様子がうかがえる史料、町村合併に関する史料が見出されました。(幡鎌一弘)

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