2022年度は歴史文化学科研究コースから21名の卒業生を送り出しました。中学校教員・公務員・一般企業など、多様な道に進んでいきます。そんな卒業生のみなさんに、大学生活を振り返り、将来への希望、在校生へのメッセージなどを記してもらいました。
「My life」 古市陸力
入学して早々のコロナ禍で友達0人スタートのまま過ごしていた3年と少しと、朱雀会から自治会加入、その後のバラ色の大学生活を語っていこうと思う。
期待と不安を胸に入学した天理大学、授業が終わるとイヤホンをつけてさっそうと帰宅し、バイトに行く日々が続いていた。そんな日々を3回生の夏休み前まで過ごしているときに転機が訪れた。教職の授業の休憩時間に、同じ学科の人たちに朱雀会の行事に呼んでもらった。少し迷ったが参加した。そこから大学祭に参加したことで同じ学科だけでなく、他学科の同級生とも交流でき、一気に友達が増えた。やはり一つの行動を起こすことで人生が変わるということが身に染みてわかった。
そこから4回生になると、学生自治会にも呼んでもらい、編集部長に任命された。自治会に入った後も行事をするたびに友達が増え、入学してからの3年少々が嘘みたいな毎日を過ごすことが出来た。正直学科で学んだことはあまり多くないが、天理大学で過ごした4年間はすべて、今後誇れる年月となった。
教職の授業と行事への参加がモノクロの日常をバラ色に変えていった。一つの趣味や行動が一生の思い出を作る材料となる。大学というのは学びの場でもあると同時に出会いの場でもある。その出会いは早いのか遅いのか定かではないが、絶対にチャンスは落ちている。今在籍している学生や入学してくる人たちにも、人の輪を広げられるようにそのチャンスを逃さないでほしい。きっとそれが一生の宝物となるでしょう。(和歌山県立橋本高校、九度山町役場)