奈良県立五條高等学校との高大連携協定調印式 2024.03.27 学長室地域・企業との連携

3月15日、天理大学と奈良県立五條高等学校の「高大連携協定」を結ぶ調印式が、天理大学研究棟第3会議室にて行われ、本学の永尾比奈夫学長と五條高等学校の稲葉功校長が協定書に署名しました。

この度、連携協定を結んだ奈良県立五條高等学校は、明治29年に奈良県立尋常中学校五條分校として誕生し、昭和23年に男女共学の五條高等学校へ移行。「質実・剛健・礼節」を校訓に掲げ、多数の有為な人材を輩出してきました。

五條高校と天理大学の縁は古く、五條高校の競泳選手がヘルシンキ五輪(1952年)、メルボルン五輪(1956年)、東京五輪(1964年)に出場したことから、当時、奈良県水泳連盟の会長を務めていた本学創設者の中山正善天理教二代真柱がこの功績をたたえ、同校のプール脇に顕彰碑を建立するなど、スポーツを通した交流がきっかけとなりました。
近年では五條高校から、毎年10名以上の生徒が本学へ志願・入学しており、こうした縁をさらに活かそうと、昨年9月、本学島田副学長が五條高校の稲葉校長が懇談し、高大連携に向けた協議が行われました。

調印式に先立ち、永尾学長が、「今回の高大連携に基づいて、相互の人的、知的資源の交流や活用を通じて、教育の充実、発展を目指したい。天理大学の学びとしては、本学の建学の精神の一つである『貢献性』を自然に体得して、将来、地域社会に貢献できる人を育てていきたい」と挨拶を行いました。

調印式後には、稲葉校長が、「本校は今、『行きたい』『行かせたい』『来てよかった』思える魅力と活力ある学校づくりを目指して励んでおり、今回の協定をもとに、より一層、地域・社会に貢献する自立した人材の育成に取り組んでいきたい。また、アカデミックインターンシップを通した大学での学びを活用し、弁論におけるプレゼンテーション能力向上、また留学生との交流や部活動での取り組みなど、さまざまな力を大学から借りて生徒たちにいい刺激を与えていきたい」とこれからの取り組みに期待する旨を述べました。

式典後に学長室で行われた懇談会には、五條高校出身の東拓実(生涯教育専攻4年)さんと原谷拓実(英米語専攻4年)さんも参加し、4年間で得た学びの内容やそれぞれが在学中に力を入れた取り組みをなど紹介しました。

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