第10回 教育実習を経験した学生の報告会
国語科教員をめざす学生のためのイベントの第1弾として、9月28日に教育実習を経験した学生の報告会をおこないました。
今年度は公立中学校・公立高等学校・私立高等学校でそれぞれ実習をおこなった4年次生のYYさん・OYさん・MKさん・IYさん・FSさんの5名が、実習中のこまかなスケジュールや生徒との関わりかた、ITCの導入状況、クラブにおける指導など、実際に現場に行かなければわからなかったことを資料にまとめ、語ってくれました。
聴講していた次年度に教育実習を予定している3年次生たちのまなざしも真剣で、先輩たちの経験談から多くのことを学んだようです。
「実際に実習に行ってみないとわからないこと、たとえば自分が通っていたときのイメージだけでは対応できないかもしれないことなど、詳細に教えてもらえたのでよかった」(Nさん)、「たまたま自分が予定している受け入れ校で実習した先輩の話が聞けたので、授業のすすめ方や指導案の書き方等が具体的にわかって、不安が解消されました」(Yさん)、「普段から国文学国語学科の共同研究室で教採対策をしていた先輩たちを見習って、いまから勉強をはじめたいと思います」(Iさん)などの感想が寄せられました。
「自分が担当するクラスで別の先生が教える授業を見学しておくと、生徒たちのようすをみることができる。授業運営のヒントがもらえるのでおすすめ」「どの曜日、時間帯に授業を受けるかで、教えるときの雰囲気はガラッと変わる。余裕があれば、そうした生徒の変化を確認して授業してみては」という先輩たちのことばを参考に、後輩たちもきっと実りある教育実習期間を過ごしてくれることと思います。
天理大学国文学国語学科では、今後も国語科教員をめざす学生たちを全力で支援していきます。(人文学部国文学国語学科 西野由紀教授)