史文会研究会・総会を開催しました。 2023.06.12 人文学部歴史文化学科 # 史文会# 歴史学コース

史文会は歴史文化学科の教員・卒業生を中心に構成している学会です。例年6月に、研究会・総会を開催しています。本年は、6月4日に、昨年同様、ズームとのハイブリッドで開催しました。

研究会では、まず本学天野忠幸教授が「織田信長家臣塙直政の畿内南部支配」と題して報告しました。織田政権における大和国支配を考えるに際して、ほぼ研究されずに空白のままになっていた塙直政の治世期を、広く織田家臣としての位置づけから見直していこうとするものでした。

ついで、卒業生の玉井良幸さんと道端祐介さんが「中学校教育現場の現状と課題」について報告しました。お二人は、それぞれ奈良県内・大阪府内の中学校の教諭として活躍しています。報告では、自らの学生生活や教師の志望動機、教育実習のことなどに触れ、さらに義務教育学校の位置づけや運営についてのほか、教師の日課、ICTの取り組みなどを紹介しました。

質疑では、参加した学生から、教師になってから教師に対する見方が変わったかどうかとの質問があり、教師がここまでいろいろなことに配慮し準備しながら生徒に接していることを知って、教師像は大きく変わったと応答していました。

今回の2本の報告は、次号の『史文』に掲載する予定です。また、今回史文会で初めて取り上げた教育現場からの発題については、今後も継続していきたいと思っています。(幡鎌一弘)

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