『月刊大和路ならら』4月号の「新大和人物志」第33回は、天野忠幸准教授による「桑山一晴・一直」です。
豊臣秀長、のち秀吉に仕えた桑山重晴の嫡孫一晴は、大和国に領地を与えられ、高野街道の要衝である新庄に陣屋を構え町の発展を促しました。一晴の弟一直もまた伊勢街道と下街道が交わる高田の町の整備に乗り出します。桑山家は17世紀の後半に改易されてしまいますが、一晴・一直が基礎を築いた新庄・高田は、その後も発展を続けていくことになります。
本号には、前号に引き続き、西野由紀・国文学国語学科教授のインタビュー記事「やまとの古道・街道ある記 本居宣長の『菅笠日記』を批判した上田秋成と『岩橋の記』—250年前の近世文学から、古道の姿を想像する—」が掲載されています。あわせてご味読ください。