【研究室紹介No,6】増谷研究室紹介 2023.11.01 医療学部臨床検査学科 # 研究室紹介

医療学部臨床検査学科 教授 増谷 弘

私たちが研究しているチオレドキシン結合蛋白質(thioredoxin interacting protein; Txnip)は、癌を抑制する作用を持ち、一方、糖尿病にも関与する重要な代謝制御分子です。Txnipは核内でRNAを含む高分子(リボヌクレオプロテイン)複合体を形成していることを明らかにしてきました。

Hirata助教は新しい近接依存性相互作用解析法を用いて、RNAを解析することにより、Txnipの癌抑制/代謝制御機構の分子機構を明らかにする研究を行っています。

また、スクリーニングにより見出したTxnipの発現を抑制する低分子化合物が、アルツハイマー病の病態に深く関わるリン酸化タウの発現を抑制する知見を得ており、アルツハイマー病の病態解明や治療法の開発を目指してその分子機構の解析を行っています。

曽山准教授は体外循環時のレドックス解析とモニター開発、酒井講師は、Txnipやチオレドキシンの唾液線における発生や機能に関する解析を行っています。福岡助教は転写分子機構の研究を行っています。

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