小田木治太郎[編集]、天理大学考古学・民俗学研究室[発行者]、(学)天理大学出版部、2023年8月31日発行
中国長城地帯は、南の農耕社会と北の遊牧社会が接する境界域です。紀元前7~3世紀、この地域に特徴的な青銅器文化が営まれました。農耕社会と遊牧社会との複雑な関係を物語り、人類の永遠のテーマである異文化の接触・対立・融合の問題が現れています。本書は、京都大学総合博物館と合同で行った、同館所蔵品に対する調査研究の成果をまとめたものです。内容は専門的ですが、たくさんの写真により資料群の全体像・細部を知ることができます。
※本書は非売品です。