天理大学

英米語専攻

卒業生からのメッセージ

水谷正孝さん(在フィジー日本大使館 勤務)

現在の仕事

 在学生、天理大学への進学を検討している高校生等の皆さん、こんにちは。2007年に天理大学の英米語専攻を卒業した水谷正孝です。
 さて、現在の私の職業は外交官、日本政府の中央省庁の一つである外務省に勤める国家公務員です。現在は南太平洋に位置するフィジー共和国の首都スバに駐在し、二等書記官という立場で在フィジー日本国大使館に務め、主に政治、経済、広報業務等を担当し、日本とフィジーとの二国間関係、さらには同大使館が兼轄するキリバス、ナウル、ツバル、バヌアツといった周辺の太平洋島嶼国との関係業務に携わっています。
 
 世界地図を広げて太平洋に注目してみてください。普段あまり日本のニュースで取り上げられることは多くありませんが、広大な海域に無数の島々が点在しています。太平洋島嶼地域における独立した島嶼国は現在14カ国あり、オーストラリアやニュージーランドと共にオセアニア地域に属します。現地語に加え、歴史的な経緯で英語が主に公用語となっている諸国です。
 
 私自身、これまでに駐在経験があるフィジー及びマーシャル諸島に加え、パラオ、ミクロネシア連邦、キリバス、ナウル、ツバル、バヌアツ、サモアといった国々を訪問する機会に恵まれ、現在太平洋島嶼地域に深く関わっています。

天理大学への入学、在学生活

  高校までは地元東京の公立学校に通い、その間に英会話学校等に通ったこともなく、中学生から義務教育の中でアルファベットを習い始めた程度で、英語が特別得意だった訳ではありませんし、中高では野球部に所属して部活動にも熱中していました。初めての海外渡航は天理大学に入学してからです。そんな私が現在のように外国語(英語)を使用して海外で仕事をさせていただけているのは、天理大学で学んだ貴重な4年間が原点です。
 
 2003年に天理大学に入学、当時の国際文化学部ヨーロッパ・アメリカ学科英米語専攻(現在の国際学部外国語学科英米語専攻)に所属しました。少人数クラス、熱心な教授陣、切磋琢磨できる同級生、アットホームな環境等に恵まれ、自然と英語及び国際関係の科目を集中的に勉強できる環境だったことに感謝しています。
 また、天理大学の学生寮(北寮)で過ごした時間は、先輩・後輩を含めた友人関係を深め、社会人になった今でも繋がる頼もしい仲間です。
 
 現在も天理大学で実施されている「国際参加プロジェクト」は、途上国を訪問先とした学生参加型の国際ボランティア活動で、私も在学中に2回参加する機会に恵まれました(当時の訪問先はフィリピン)。
 また、天理大学は、海外に多数の交流協定校があり、私も交換留学生の一人として、アメリカのケンタッキー州に所在するマレー大学へ約1年弱(2005年~2006年)留学する機会に恵まれました。留学中、アメリカ人の学生、諸外国からの留学生に囲まれた英語漬けの毎日のおかげで、特にコミュニケーション能力が向上すると共に、結果的に異文化での生活力、対応力を鍛えることに繋がりました。

天理大学卒業後の進路

  日本外務省の在外公館(大使館、総領事館等)に任期付で勤務することが可能な在外公館派遣員制度(当時から天理大学の諸先輩方が本件制度で多数勤務)に応募、試験に合格し、タイ北部のチェンマイ市に所在する在チェンマイ日本国総領事館にて在外公館派遣員(主に庶務業務を担当)として2年間勤務しました。
 英語での一部業務に加え、生活する上でもタイ語の上達が望ましく、勤務終了後や週末にタイ語学校に通いました。大学時代に外国語(英語)を学ぶ継続力やノウハウを自然と養っていたため、スムーズに吸収することができ、新たな言語を学ぶ醍醐味を感じました。
 
 外国語は、その言語を使用する国、人々の文化を勉強することでもあり、言語構造、語彙、言い回しなどに文化的特徴が表れています。英語は世界の多くの諸国で使用され、今や外交、ビジネス、科学技術等における国際共通語の筆頭言語となったと言えますが、英語のみならず、その土地所の言語を勉強することにより、それぞれの文化、慣習を学ぶことができ、英語を母語としない諸外国の人々と接する上でも、大切な姿勢だと思います。
 
 タイでの勤務後、私は当時、将来的に国連・国際機関での勤務を一つの選択肢として志していたため、必須条件の一つとなることが多い修士号を取得すべく、イギリスへ大学院留学。ロンドン大学アジア・アフリカ研究学院(SOAS)にて、途上国における経済成長、諸課題の解決等の理論や実証を学ぶ開発経済学を専攻し、経済学、統計学、開発学等を学びました。
 在学中は相当苦労しましたが、天理大学の4年間で鍛えられた英語力や継続力のおかげで無事に修了。その後、日本外務省の在外公館専門調査員制度(任期付)に応募、試験に合格し、赤道の少し北に位置する太平洋上のマーシャル諸島共和国に所在する日本大使館にて、専門調査員として4年間勤務。関心が高かった発展途上国における政府開発援助(ODA)関連の業務にも携わることができました。
 
 その後2016年、人事院を通じて実施された社会人向けの国家公務員の中途採用試験(外務省)に合格し、以来正規の外務省員として勤務しています。外務本省(東京)及び在外公館(大使館、総領事館等)の間で、今後異動や転勤をしながら、引き続き外交という仕事に携わっていきます。

最後に

  振り返ってみれば、大学卒業後、これまでほぼ海外で仕事(または留学)をしていることになり、大学在学中には想像もできませんでしたが、改めて天理大学で学んだ4年間が現在の私を方向づけたのだと強く感じています。
 
 天理大学には、建学の精神の下、特に現代世界において理解しておくべき、貢献性(他者への献身)、国際性、宗教性を自然と学べる環境にあります。
 私自身、親身な教授陣、職員の方々、諸先輩方、友人らに恵まれ、人間的、精神的にも大きく育てていただきました。
 
 4年間どのように過ごすかは個人次第ですが、私のように大学まで海外を訪問したことがない、英会話を大学入学後に初めて本格的に勉強する、といった人でも、世界と繋がる学び舎として、天理大学にはその夢を十分に後押ししてくれる環境が整っています。
 言語学習はセンスの有無ではなく、大切なのはむしろ効果的な反復練習、継続力だと思います。天理大学で、その後の社会人として原点となる4年間を過ごしてみてはいかがでしょうか。

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