間違っていても、何度も話しかけてみる。
「語学実習」が教えてくれた大事なこと

海外の大学で学び、外国で生活してみたい——
そう思いつつ、ひとりで現地に滞在することに、ほんの少し不安を覚える人もいるのではないでしょうか?
天理大学の「語学実習」は教員が帯同する約3週間の海外プログラム。
あなたの海外挑戦を、実践的にサポートします。

今日のナビゲーターは、外国語学科 英米語専攻の西内さんと岡田さん。
2024年3月にアメリカ・ケンタッキー州にて実施された「語学実習」を通じ、
どんな"DISCOVERY"があったのか聞きました。

※学生の学部学科専攻等の所属表記は、入学当時の名称となります。

「語学実習」は国際学部の4学科(韓国・朝鮮語学科、中国語学科、英米語学科、外国語学科)で必修となっているプログラムです。現地の大学で約3週間の短期集中講座に参加するそうですが、皆さんはどこで実習を経験しましたか?

僕たちはケンタッキー州にあるマレー州立大学にて、ESLプログラムに参加しました。留学生を対象とするこのプログラムでは、グループワークやディスカッションなどを通じて実践的に英語を学んでいきます。

実習期間中は大学寮に滞在していました。留学と違って、学科の先生が帯同しているのも安心です。私たちは高校生から大学生にかけてコロナ禍を経験した世代なのもあって、旅行や留学を含め、なかなか海外に行く機会に恵まれなかった人も多いと思います。私自身も、今回の実習が初めての海外経験でした。

そもそも皆さんは、なぜ大学で英語を学ぼうと思ったのでしょうか?

マレーシアで日本語教員をしている叔父に刺激を受け、英語に興味を持ちました。また、僕の夢は芸能マネージャーになることです。海外の人とコミュニケーションが取れれば強みになると考えました。

中学生の頃、英語の先生から「世界には英語を第二・第三言語として話す人もたくさんいる」と聞いたことが最初のきっかけです。英語が話せれば世界中の人たちと友達になれると思い、現在の専攻を選びました。

実習に参加してみて、手応えはどうでしたか?

最初の3日間は心が折れかけました!授業終わりに買い物に行ったのですが、「レジ袋、有料ですか?」の一言がなかなか出てこなくて……でも途中から気持ちに変化が起きたんです。

ここで、今日のDISCOVERY

喋れば喋るだけ、伝わるようになる。

とにかく「伝えようとすること」が大事だと気づいてからは、間違いを恐れずに単語を変えたり、別の表現を用いたりして、必死で何度も話しかけるようにしました。回数を重ねれば重ねるほど伝わるようになったのがうれしかったです。

マレー州立大学のプログラムでは、「レストランで頼んでいないものが来たとき、何て言う?」というように、シチュエーションごとに使えるフレーズをグループで学べたので、非常に役立ちました。グループワークでは受け身で黙っていると何も始まらないので、主体的に発信していく力も身についたと思います。

語学実習での経験を活かし、これからどんなことに挑戦したいですか?

語学実習では、授業のほかにも現地のサッカークラブに飛び込んでみたりと、貴重な経験ができました。英語が話せなくても皆フレンドリーに接してくれるのだと実感できたことが大きな収穫です。これからはiCAFé(アイカフェ)などを積極的に利用し、キャンパス内で留学生とかかわりたいと思っています。

「3週間くらいじゃなにも変わらないよ」と思う人もいるかもしれません。でも、3週間は英語学習へのモチベーションを高めるのには充分な期間だと私は実感しています。卒業後は英語をコミュニケーションツールにしながら、より多くの人とかかわる仕事に就きたいです。

天理大学では、学生が実践的な国際プログラムを通じて学びを深め、
新たな「DISCOVERY(気づき)」を得られる機会を提供しています。

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