アーカイブズ学用語研究会/編、柏書房、2024年7月刊行、定価:8,800円(本体 8,000円)
本書は、国内の公的機関ほか各方面でのずさんな文書・記録等の扱いが問題視される中、文書館・アーカイブズ・記録管理(文書管理)の活動への関心の高まりや、公的資格「認証アーキビスト」制度の2020年度からの運用開始などを背景とし、アーカイブズ学にかかわる専門用語を網羅した、日本での初めての本格的用語辞典として刊行された。総見出し語数は1,269で、文書館・アーカイブズの実務から、学問理論にかかわる用語までをカバーする。収録語を体系的に確認できる「項目別主要用語分類」や、国内の「主要アーカイブズ関係機関の概要」の一覧など、付録資料も充実。
古賀は、記録管理やデジタル情報管理などの研究に携わる立場で、以下の18項目を執筆した:オープンシェルフファイリング、監査証跡、記録管理、国際ドキュメンテーション連盟、索引付け、訴訟ホールド、帳票管理、追跡、ドキュメンテーション、ドキュメンテーション戦略、内部統制、ナレッジマネジメント、バイタルレコード、物理的記録、分類、リスクアセスメント、リスク管理、レコード・マネジャー。