史文会総会を開催しました。 2019.05.22 人文学部歴史文化学科受験生の方へ在学生保護者の方へ受験生の保護者・高校教職員の方へ # 史文会# 卒業生 Topic & Message# 歴史学コース

5月11日 史文会総会を行いました。史文会は、歴史文化学科歴史学研究コース(本年より改組、旧歴史学専攻)の卒業生・教員を中心にした、歴史の研究会、親睦会です。

研究報告では、3月に卒業し、京都府立大学大学院へ進学した大関美沙さんが「近世の本草学」、本学教授の谷井陽子さんが「清代重慶における商業活動」を報告しました。

大関さんの報告は、大和国の薬園経営の森野家を中心にして近世の本草学・物産学とは何かを考えようと試みた卒業論文をもとにした報告でした。さらに新しい史料を加えて、今後への意欲を示していたと思います。

谷井さんの報告は、裁判史料を丹念に読み解きながら商業の事業形態を明らかにしつつ、中国における資本主義の未発達の理由にまで踏み込む大きな構想でした。

どちらの報告に対しても、日本史・東洋史・西洋史の立場からの質問が出て、史文会らしい雰囲気だったと思います。本年も近江昌司先生がお見えになり、河内良弘先生はご都合で懇親会からの参加になりました。お二人ともますますご活躍なさっておられます。

多くの卒業生の方のご参加をお待ちしております。(幡鎌一弘)

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