小山 利彦(編著)、原 豊二(編著)、園山 千里(著)、菅原 郁子(著)、
和泉書院、2023年5月31日刊、本体1,400円+税
王朝文学(平安文学)を歴史・文化・風景との関連でとらえた一冊。フィールドワークを含む実証研究や国際的研究を基盤にしたことから、実地調査・ゼミ研修・海外への普及などに必携の内容が織り込まれている。『大和物語』『源氏物語』『枕草子』『大鏡』からそれぞれ八場面程度を選び、注と解説とコラムを掲載。大学などで使用する教科書としても有益だが、収載した多彩な写真も本書の魅力である。なお、本書の執筆者の一人である園山千里氏の講演が、本年度の天理大学国語国文学会(7月1日)にて行われる予定である。詳しくは以下を参照してください。