小説輪講
小説輪講とは、読んで字のごとく、自身で小説を書きあげ、ひとつの作品を生みだす輪講です。書いた作品を仲間や担当の先生に見せ、アドバイスや感想をもらって、互いに国語表現能力を高めあう場です。
アルバート・メラビアンの実験による「メラビアンの法則」では、人がコミュニケーションをとるなかで、文字を読んで影響を受ける「言語情報」は、視覚情報、聴覚情報を含めると、全体の7%にすぎないと言われています。
小説輪講に参加している私たちは、この7%の数字のなかで、時に空の青さを生みだし、街並み、太陽の木漏れ日、そして命を生みだします。私たちはこの7%に秘められた限りない可能性に魅せられ、小説を書いています。小説輪講という小さなコミュニティのなかで、私たちは薄い紙の上に刻まれた世界を披露しあい、より鮮明に広げていく活動をしています。
小説を書くことは、文章という言葉のパズルに磨きを掛け、より綺麗に埋まるピースを探すようなものだと思います。表現力を鍛えるのには素晴らしい機会です。ぜひ参加してみてください。