歴史文化学科 幡鎌一弘が天理図書館発行の『ビブリア』159号に、三村勤同館司書とともに『中臣和之日記』(3)を寄稿しました。
天理図書館に所蔵されている「中臣和之日記」は、神道の本所である吉田家の17世紀前半の動向を示す好史料です。今回はその第3巻、正保2年6月から12月までを翻刻しました。今回から、天理図書館三村司書と共編しています。後光明天皇や女院(徳川和子)とその側近、近衛尚嗣などに祓を伝授している記述が目をひきますし、近江国膳所藩の石川家が神道に熱心だったことがうかがえます。(幡鎌一弘)