『史学雑誌』は毎年5号(5月発行)に「回顧と展望」を掲載しています。本年の第132編第5号、2022年回顧、「日本(中世) 八 戦国時代(西国)」において、『史文』24号(天理大学史文会発行)に掲載した天理大学卒業生の大嶋紫蓮さんの「浅井氏の滅亡に見る家臣団の構造」(2020年度卒業論文)が高く評価されました。
「回顧と展望」では、同論文を「家格秩序を重んじた織田信長が京極氏を厚遇したことが、浅井氏の離反、家臣団の崩壊を招いたとする。京極氏の家格に着目した注目すべき論文」と評しています。
歴史文化学科では、卒業論文を学びの集大成と位置付けています。今後とも、優れた論文が生み出されるよう、研鑽を重ねていきます。