【授業紹介No,6】緩和ケア論「症状マネジメント発表会」 2023.06.27 医療学部看護学科 # 授業紹介

3年次の選択科目である緩和ケア論の授業の様子を紹介します。緩和ケアが必要な患者に対する症状マネジメントについてグループで調べて学習し、6月19日、22日に発表しました。

グループワークでは、学習する症状を決めるところから始めました。「倦怠感」「腹水」 「呼吸困難」「悪液質」など、さまざまなテーマが決まりました。学習課題は、症状の定義とメカニズム、治療、看護ケアです。これらをまとめたスライドをPowerPointで作成し、10分間でプレゼンテーションを行いました。写真は、その様子です。発表は、基礎的な知識にとどまらず、最新の治療法など専門的な知識や研究データも盛り込んで、よくぞここまで協力して頑張ったといった内容でした。また、スライドにはわかりやすいイラストや図・写真を用いたり、アニメーションを使ったりと興味を引く工夫が沢山ありました。教員からも「かわりに講義をしてもらいたいほど良かった。」という感想があったほどでした。質疑応答では学生からの積極的な発言が少なかったので、今後は元気に意見交換してくれることを期待したいと思います。

今回の演習のように、学生たちが自分で調べて学習したことは、記憶の定着に繋がります。発表の中で、学生が「浮腫」の起こるメカニズムを「血漿膠質浸透圧が関係していて・・・」と説明しているとき、私は心の中で「そうそうそれは看護師国家試験でも出題される!」と呟いていました。今回、学生たちが自分で学び得た知識は、これから学ぶ科目や実習で必要な時に記憶から呼び起こしてくれることでしょう。大学は、「自律して学修するところ」であることを改めて感じた発表会でした。


関連リンク

ページ先頭へ