今回は、ちょっと変わった授業の風景です。
この授業は、「治療過程にある子どもの看護演習」のなかの1コマです。子どもと家族の信頼関係を構築する技術として、認定NPO法人クリニクラウン協会から熊谷恵理子先生をゲストとしてお招きしました。
クリニクラウンとは、clinic(病院) +clowns(道化師)=臨床道化師さんです。入院生活をおくるこどもの病院を定期的に訪問し、遊びとユーモアで子どもと家族に笑顔を届けてくれます。
クリニクラウンさんは、道化師なのでRed noseで茶目っ気たっぷりに次々と遊びを提案してくれます。
この日は、看護学科3年生が一丸となって真剣に遊びました。
特別なおもちゃや道具がなくてもどんどん遊びが展開されます。そのたびに学生たちのわくわくする顔は、子どもに戻ったようでした。
これまで新型コロナの影響で、大勢で集まる機会もなくあまり話さなかった同級生とも一気に距離が近くなったようです。いつもと違う意外な一面が見ることができました。
太鼓をたたく学生のリズムでみんな歩きます。最初は静かだった学生も、途中から大きな笑い声が出ました。
太鼓がやむと全員で変なポーズをします。
次に太鼓をたたいた溝口教授にみんなで変なポーズ!
遊びってすごい!!友達とこんなに距離が近くなったと学生が話していました。
クリニクラウンさんはred noseを揺らして言います。
「遊びってすごいよ。だけどどうしてこんなに楽しいかわかる?
それはね、一緒になって遊ぶから。遊んであげるでは、楽しくないの。
一緒に真剣に遊ぶから、距離が近くなるの。」
エア乾杯!
真剣に一緒に楽しむ。
これが子どもとの信頼関係を構築する上で最も大切な遊びの技術だと学びました。この学びを後期の小児看護学実習に活かしてほしいです。
クリニクラウンさんありがとうございました!