留学体験記 韓国 延世大学(認定留学) 2023.06.16 国際学部韓国・朝鮮語学科国際体験留学体験者の声 # 認定留学# 留学体験者の声(韓国)

韓国・朝鮮語専攻 寺西香凜

キャンパス周辺

2022年度秋学期の半年間、「認定留学」という制度を使って、ソウルにある延世大学の語学堂に留学しました。最初の学期は3級、次の学期は4級のクラスで学びました。語学堂には想像していた以上に多くの国から留学生が来ていて、3級のクラスにはアジアだけではなくヨーロッパ圏の方も多くいました。

語学堂のクラスでは中間・期末試験のほかに、中間・期末にプレゼンテーションの課題もありました。韓国語で資料を準備したり、発表をしたりするのは大変でしたが、とても役に立つ良い経験だったと思います。天理大学でも韓国の言葉や文化を専門的に学んできましたが、日常生活で韓国語を使うことで語学力がさらに伸び、韓国の文化についても自分自身で体感できたことで理解が深まりました。

放課後

地元の老若男女観光客も多い広蔵(クァンジャン)市場

延世大学が位置する新村は、多くの大学が集まる賑やかな学生街でした。大型スーパーも近くにあり自炊をすることもできますし、日本に比べて飲食店が多く、外食も気軽にできて、食事に困ることはありませんでした。

語学堂での文化体験

語学堂では午前のコースをとっていたため、語学堂で仲良くなった友達と授業終わりに毎日お昼ご飯を食べに行きました。韓国料理はもちろんのこと、友達の母国料理も食べに行きました。様々な料理を食べ、韓国語で会話をしながら楽しく過ごしました。

世界各地から来た友達と沢山の話をしましたが、近いアジアの国でも考え方や文化が違う部分も多く、お互いに学ぶことが多く、とても面白かったですし、今後勉強してみたいという興味や関心も湧きました。

ただ学校や家で勉強をするだけではなく、放課後に気楽に日常会話をする事が実力の向上に繋がったと感じます。発表や試験の準備もお互いに助け合いながらしていましたが、それも語学力向上の助けになったと感じます。

友だち

友だちとの済州旅行でミカン収穫を体験

私はせっかく留学に来たのだから、日本人の友達ではなく外国人の友達をたくさん作ろうと決めて努力をしました。自分から積極的に声をかけたり、逆に声をかけてもらったりしながら、友人関係を築いていきました。1ヶ月が経った頃にはオーストラリアと中国の友達と一緒に旅行に行くほど仲良くなりました。特に年末年始を外国で友達と過ごしたことは忘れられない思い出になりました。日本でも新しい友達を作ることは簡単ではありません。たった一人で外国に来て、とても不安だったなか、仲のよい友人と出会い、一生忘れられない時間を過ごせたことをとても嬉しく思います。



休日

友だちと釜山旅行

授業のない週末は家でゆっくりと過ごしたい日もありましたが、留学に来ていることの意味を考えて、土日のうちどちらかは絶対に友達と遊びに行くか、観光をすることを心がけていました。

連休期間には済州島、釜山、大邱、近場では水原などに旅行しました。数年前、観光で旅行に来た際には韓国語がうまく話せませんでしたが、今回は旅行先の食堂で社長に直接オススメメニューを聞いて注文したり、出会った人々とコミュニケーションを取れて嬉しかったことが記憶に残っています。



留学を終えて

済州島の海と夕焼け

留学に行ってみて、今まで自分に見えていた景色は本当に狭いものだったのだと感じました。世界は広いし、まだまだ自分が知らないことで溢れていることを実感しました。韓国に興味があって留学をしましたが、韓国以外の世界のことにも興味や関心が生まれ、自分の視野や思考がまた広がったと思います。

これまで私は1人で何かをすることが得意ではなく、いつも両親のサポートを受けながら生きてきましたが、留学生活を通して何でも1人でできるようになりました。何にも変えられない経験と自信を手に入れる事ができました。留学を人生の分岐点として、これからの人生に生かしていくことが今後の目標です。

留学に行くか、迷った時期もありましたが、留学を決めて良かったと心から思います。また機会があれば他の国にも留学をしたいと思うほどです。留学に行くか迷っている方がいれば、ぜひ行くことをお勧めしたいです。

(留学期間:2022年9月~2023年2月)

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