卒業生からのメッセージ「学生生活を振り返って」  2023.01.23 人文学部歴史文化学科 # 卒業生 Topic & Message

2020年3月に歴史文化学科歴史学専攻を卒業された平元大晴さんが近況を寄せてくださいましたので、HPで紹介させていただきます。

「学生生活を振り返って」    土屋 景右

私は現在、生まれ育った和歌山県の小さな田舎町で中学校の教諭として勤務し、日々仕事に追われつつも充実した毎日を過ごしております。教師になることを夢見て天理大学に入学して早7年、本年度(2022)、社会人3年目にして、ようやく正式に採用され教壇に立っています。

あらためて大学生時代を振り返ると、反省と後悔ばかりが思い起こされます。部活動に打ち込んだわけでもなく、歴史にのめり込んだわけでもありません。これと言って懸命に取り組んだ記憶がないのです。ただそんな中でも、今の仕事に大いに生かされていると感じているのは卒業論文の作成です。大した研究成果は上げていませんが、史料を読み漁り、事実に基づいて文章を作成する。苦労も多かったですが、他に代え難い期間、経験であったと痛感しています。

社会科を担当している仕事柄、資料を作成することや歴史を学び直す機会が非常に多く、その際には、歴史文化学科で学んだことや卒業論文の作成で身に付けたスキルが大いに役立っています。教職に限らず様々な職業において、根拠に基づいて考察・思考することや論理的な文章で表現するという能力は欠かせない資質であると思います。

今まさに卒業論文に取り組まれている方やこれから卒業論文に挑戦する在校生の皆さん、今の苦労や努力は社会人になると必ず報われます。少なくとも私はそうでした。学生当時、しなければならなかった卒業論文での苦労ですが、正しく努力することで報われて、今後の人生を豊かにするに違いありません。

歴史学専攻卒業後も学科・専攻の活動や先生方のご活躍を天理大学HPなどで拝見しております。歴史文化学科の先生方のご多幸とご健康、天理大学及び歴史学研究コースの今後の更なる発展を祈念します。(2020年3月卒業、『歴史学専攻だより』12号、2022年12月、より転載)

歴史学研究コース(旧専攻)からのお願い

歴史文化学科歴史学専攻(現、研究コース)は、1992年(平成4年)4月に開設され、2022年(令和4年)、30周年となりました。卒業生の皆さんの学生時代の思い出や近況を rekisi[○]sta.tenri-u.ac.jp までお寄せください([○]は@)。お待ちしております。

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