国文学国語学科

リレーエッセイ

2019年5月1日、平成から令和に改元され、あらたな時代がはじまりました。
それとともに、令和の典拠として『万葉集』に注目があつまり、われわれ国文学国語学科にとっての根幹でもある古典の教養がみなおされる機運が感じられました。
一方で、人文学系の学問をとりまく状況は依然、厳しいのもまた事実です。
このようなタイミングだからこそ、教養にかかわるさまざまなコト/モノを発信しようとの思いから、リレーエッセイの企画をたちあげました。

2021.02.22

「天津乙女」と舞姫 西野由紀

「小倉百人一首」と舞姫   天つ風雲の通ひ路吹きとぢよ をとめの姿しばしとどめむ 「小倉百人一首」のひとつとして知られる僧正遍昭(そうじょうへんじょう)のこの和歌は、出家するま…

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2021.02.12

『大和名所図会』の冒頭図 西野由紀

「名所図会」の魅力は挿図にあり 江戸時代後期に盛んに出版された地誌のシリーズに、「名所図会(めいしょずえ)」があります。「名所図会」は、詳細な解説と挿図とがそなわった名所案内書で、とくに挿図は、…

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2019.08.05

夏目漱石とヨーロッパ芸術 北川扶生子

  夏目漱石は、1900年から1902年までの2年間、ロンドンに留学しました。漱石が出会った100年前のロンドンはどんなところだったのでしょうか。漱石はロンドンで何と出会い、どんな影響を受け…

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2019.06.20

梅花宴—「令和」の出典として— 川島二郎

「令和」の由来 新元号「令和」の出典については、『萬葉集』巻第五に収められている以下の序文であることが、明らかにされている。以下に原文の漢文を訓み下してあげる。   &nb…

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