国文学国語学科 専任教員紹介
大谷 歩 〈講師〉 上代文学担当
飛鳥・奈良時代の詩歌や伝説について、中国の文献と比較しながら研究しています。特に、万葉集は人びとの喜怒哀楽やユーモアがつまっている、魅力的な作品です。古代の人びとの言葉と心をとおして、日本文化の源流を探求しましょう。
原 豊二 〈教授〉 中古文学担当
平安時代に花開いた仮名文字による文学作品は、大きな潮流となり、後の世に伝わりました。源氏物語が特に知られていますが、他にも個性的な作品がたくさんあります。時代をさかのぼって、その息づかいに触れてみましょう。
西野 由紀 〈教授〉 近世文学担当
江戸時代の作品を構成する要素は、ことばだけではありません。たとえば、井原西鶴は自身で挿絵を描いた作品を残しています。ことばの表現はもちろん、さまざまな要素にも目をくばりつつ、解釈の可能性を探ってみませんか。
北川 扶生子 〈教授〉 近代文学担当
まったく異なる文化がぶつかり合う中から生まれた近代日本の文学には、読み出したらやめられないおもしろい作品がたくさんあります。誰もが知っている古典から、隠れた名作まで、その魅力にぜひ触れてみてください。
吉田 茂晃 〈教授〉 国語学担当
「国語学」というと堅苦しく聞こえますが、要は日本語について調べたり考えたりする学問で、とても身近なものです。卒論で漫才のツッコミを分類したり、ラップを調べたりする学生もいて、興味が尽きません。
浜田 秀 〈教授〉 国語学担当
人と人とが出会う時、そこには必ずことばがあります。「今日は」から始まって、「おや」「ええ」「ふーん」も、この短い文章も、すべてはことばの産物です。皆さんがこの世界にチャレンジすることを期待しています。