国際化に関する方針

天理大学における国際化に関する方針

本学は、1925年の創設以来、外国語教育を通じた豊かな国際感覚を持つ人材育成のために建学の精神に基づく「宗教性」「国際性」「貢献性」の3つを重視しながら、教育・研究活動を進めてきました。特に「国際性」は創立以来、長年に亘って取り組んできたテーマです。
学内においては、2016年4月、国際交流・協力活動を更に推進するために「国際交流センター」を設置し、本学の国際交流の包括的な企画立案を行い、事業を展開しています。

2015年5月には、日本人学生と留学生の交流の場として「インターナショナル・カフェ」(通称:iCAFé)を開き、日常的な国際交流の場を学内に設けています。また、海外からの留学生をサポートする日本人学生のチューター制度は定着し、毎年開催される2週間の「夏期日本語講座」の受講生を含む約200名の留学生と本学学生との豊かな交流が実現しています。

学外においては、2011年からパリとニューヨークに海外キャンパスを、また2018年からはケルンに本学のサテライトオフィスを設け、これら海外拠点との連携のもと国際交流事業を展開しています。現在は世界25ヶ国・地域の55大学3機関と海外協定を結んでおり、「交換留学」や「海外インターンシップ」など、大学として多彩な国際交流プログラムを提供してます。

本学の国際交流・協力活動で特筆すべきは、海外で現地の人々との協働により支援活動を行う「国際参加プロジェクト」です。2001年より継続するこのプロジェクトは、本学の教育の3つの柱、「宗教性」「国際性」「貢献性」を具現化した活動として高い評価を受けています。

今後、2025年に迎える本学創立100周年に向けて、従来の国際交流・協力活動を強力に推し進めるべく準備を進めています。さらには、スタッフ・ディベロップメント(SD)の一環として、本学及び海外大学・行政機関等が主催する国外での研修プログラム等へ本学教職員を積極的に派遣するとともに、外国人留学生の日本での就職支援、地域住民との交流、企業インターンシップの更なる強化にも努めていく予定です。
以上の方針により、国際化に関する具体的数値目標を提示して本学の国際化を一層進めてまいります。

創立100周年に向かっての目標

  • 協定校数を100校にする。
  • 派遣留学生数を年間350名(内訳:交換留学150名、認定留学200名)にする。
  • 受入留学生数を年間350名(内訳:学部留学150名、交換留学100名、認定留学100名)にする。
  • 国際寮(混在型学生寄宿舎)を開設する。 
  • 英語による科目を全学部に配置する。
  • 国際交流に関する国内外の研修プログラムに教職員を毎年派遣する。

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