国際参加プロジェクト 参加者の声
国際参加プロジェクトとは、天理大学の「建学の精神」に基づく「他者への献身」を、国際的な舞台で実践していく教育プロジェクトです。
カンボジアへの期待、そして体験。学んだことは宝物、一生忘れません。
体育学部体育学科4年生(2014 年 3 月卒業) 岩田茜衣
本当に素晴らしい2週間でした。カンボジアの子どもに笑顔を届けるために、半年前からクメール語の劇に取り組み、15 日から27 日まで現地で活動してきました。小学校の子ども達を前にして、劇を披露するときは緊張したり、考えが甘かったりして、初めはなかなか上手くいきませんでした。しかし、メンバー全員が自分の出来る最大限の努力をし、伝えるという思いを強く持ち、試行錯誤しました。日に日に素晴らしい劇になり、最後は私達も劇を楽しめるまでになりました。子どもの感想の中で、劇の内容をしっかりと理解してくれたものも多く、本当に嬉しかったです。
私達は子ども達に劇をプレゼントしましたが、それ以上にたくさんの笑顔やありがとうをもらえました。言葉は通じなくても心は通じていると感じました。子どもと遊ぶ時間も多くあり、本当に楽しく充実した日々を過ごす事ができました。小学校最後の日に子ども達全員で声を揃えて日本語で「ありがとう」と言われた時はとても感動しました。一生忘れません。

小学校での活動以外にも、キリングフィールドやツールスレン博物館、アンコールワットの観光、 村でのホームステイなど、普段ではなかなかできない経験をしました。JICA 訪問の際は、カンボジアの体育教育の話を聞き、考え方も広がり、とても勉強になりました。 全てが新鮮で、多くのことを感じ、吸収することができました。素晴らしい仲間と素晴らしい先生方のおかげで、私自身とても成長できたと思います。
今回学んだことは一生の宝物です。今後、絶対に生かしていき、この想いを多くの人に伝えていきます。今後、1人でも多くの体育学部生がこの活動に参加してもらえれば、と心から思いました。
今回学んだことは一生の宝物です。今後、絶対に生かしていき、この想いを多くの人に伝えていきます。今後、1人でも多くの体育学部生がこの活動に参加してもらえれば、と心から思いました。
カンボジアの貧困と教育
人間関係学科 臨床心理専攻3年生(2014年度現在) 細谷 健四郎
私は「カンボジアという国を自分の目で見てみたい」という思いから、この国際参加プロジェクトに参加しました。カンボジアでは、ポルポト政権下で学校教育を廃止し、校舎は軍の基地や刑務所などとして使用されたほか、教員などの知識人を大勢殺害するなどの政策を行いました。そのため現在では、校舎も教員も不足するなど、教育環境が整っていません。さらに、カンボジアでは教育だけでなく、さまざまな問題が山積みです。
そのような環境で、私たちは、小学校で情操教育として、劇を行いました。情操教育とは、豊かで健全な情緒をはぐくむための教育、および道徳的な意識や価値観を養うことを目的とした教育です。実際に現地で生活して、現地の方の話を聞き、劇を見る子どもたちとふれあう中で、教育がいかに大切であるかを考えさせられました。
そのような環境で、私たちは、小学校で情操教育として、劇を行いました。情操教育とは、豊かで健全な情緒をはぐくむための教育、および道徳的な意識や価値観を養うことを目的とした教育です。実際に現地で生活して、現地の方の話を聞き、劇を見る子どもたちとふれあう中で、教育がいかに大切であるかを考えさせられました。