【教員コラムNo,36】
「回復する力」を育てる睡眠時間 2026.08.01 医療学部看護学科受験生の方へ在学生の方へ在学生保護者の方へ受験生の保護者・高校教職員の方へ企業・一般の方へ # 医療学部# 看護学科# 教員コラム

 4月から本看護学科に着任しました平川と申します。私はこれまで睡眠を研究テーマとして取り組んできました。近年はテレビや新聞などでも睡眠に関する研究成果が紹介される機会が増え、「睡眠衛生」という言葉を耳にすることも多くなりました。睡眠衛生とは、睡眠を妨げる習慣を見直し、生活習慣や睡眠環境を整えることで、質の良い睡眠を得るための工夫を指します。
 睡眠は、食事や運動と並ぶ健康の基本です。眠っている間には、脳が情報を整理して記憶を定着させるだけでなく、免疫機能やホルモンバランスが調整され、心身の疲労が回復します。さらに近年では、睡眠は健康を維持するだけでなく、困難やストレスから立ち直る「回復する力(レジリエンス)」を支える基盤であることが明らかになっています。十分な睡眠は、心身を整え、次の日も自分らしく活動するための大切な土台なのです。
 7月に4年生は看護学生としての集大成となる実習を終え、これからは国家試験に向けた学習の追い込み時期に入ります。また、3年生は9月から始まる領域別実習に向けて準備を進めていることでしょう。忙しくなると、「勉強時間を確保するために睡眠時間を削ろう」と考えがちですが、それでは学習効率が低下し、集中力や判断力、ストレスへの対応力も十分に発揮できません。看護職には、知識や技術だけでなく、冷静な判断力や相手を思いやる心のゆとりも求められます。そのためにも、規則正しい生活を送り、質の良い睡眠を確保することが大切です。忙しい毎日だからこそ、自分の睡眠を大切にし、心と体を整えながら、一歩ずつ目標に向かって歩んでいってほしいと思います。

医療学部 看護学科学科 講師 平川 憲子 

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