仲淳教授に奈良県警察本部長が感謝状を授与 2025.03.12 総合教育センター人文学部心理学科地域社会とつながる

2月26日、天理大学人文学部総合教育センターの仲淳教授が、宮西健至県警本部長から感謝状を授与されました。

仲教授は、2008年から現在まで、県警本部少年サポートセンターのスーパーヴァイザーを務めており、年4回行われる研修において、心理学の観点から少年の立ち直り支援活動、また少年相談業務に従事する県警職員への助言指導やメンタルケアを行ってきました。
仲教授の取り組みが、16年の長きにわたる活動であることに加え、県警の相談業務充実に多大な貢献を果たしてきたことが大きく評価され、その功労に対して、この度、宮西健至県警本部長から感謝状が授与されることとなりました。

授与式の冒頭、仲教授の功績が紹介され、その後、宮西健至県警本部長から仲教授に感謝状が手渡されると、少年サポートセンターの職員から、仲教授へ感謝の拍手が沸き起こりました。

宮西県警本部長から感謝状を授与される仲教授

県警本部少年サポートセンター職員コメント

最近は、子どもたちだけでなく保護者の本心や困りごとも見えづらく、サポートするのが難しい場面が多々あります。しかし、仲先生の研修に参加して多角的なアドバイスをいただくことで、サポートが必要と思われる家庭への理解が深まり、より良い支援につながっていると実感しています。今後も少年の健全育成に向けて、力を貸していただけますようお願いします。

仲淳教授コメント

子どもたちが非行に走ってしまう背景には、孤立してしまって、追い詰められているという事情があるのですが、そうしたことが見えづらいので、心理学の観点から読み解く方法をアドバイスしています。職員の方々がとても熱心に取り組んでいらっしゃるので、それに応えられるようなサポートを心がけています。時代は移っても子どもたちの心の根っこは変わっていなくて、子どもたちはつらい、寂しいという思いから非行に走ってしまうので、少しでも子どもたちの心に届くような支援ができるように、これからも活動を続けていきたいと思います。

授与式当日も研修会が行われた
研修会で講師を務める仲教授

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