4つの災害場面を設定して学生メディカルラリーを実施しました。学生は、看護師役として挑戦するグループと傷病者役を担当するグループに分かれて実践していき、実践後に災害看護専門の先生方から指導を受け、学びを深めていました。シナリオごとに口頭質問への解答やシナリオ実施について評価を行いました。最後に、各シナリオでの学生たちの実施状況の写真紹介と総合評価点数1位から3位までのグループの結果発表を行い、大いに盛り上がりました。
【シナリオ1】
病院勤務中に地震(震度7)発生
深夜勤務中に緊急地震速報! 看護師は、ヘルメットを着用し、まずは看護師自身の安全を確保します。情報の共有をして、患者さんの心身の安全を守ります。
【シナリオ2】
感染症病棟における急変・心肺停止
病室からナースコール!「急変です」 隔離された感染症病棟での急変への対応(心肺蘇生)は、緊迫感がありました。チームでコミュニケーションをとり患者の命を救います。
【シナリオ3】
病院内での火災発生
火災報知機が鳴りました。「火事です!火事です!」病棟で火事が発生しました。炎を上手に演じているのも学生です。第一に重要なことは、初期消火です。 取り残されている患者さんはいなかったでしょうか? 全員を救いだせたでしょうか…
【シナリオ4】
地震発生トリアージ
地震が発生し、多数の傷病者が病院玄関前に押し寄せてきました。迅速な初期対応が必要です。 不安や苦痛を訴える声があちこちから聞こえる中、看護師はトリアージを行い、傷病者への対応をします。傷病者役の学生の迫真の演技も素晴らしい。
※トリアージとは、限られた人的・物的資源を最大限に活用するために治療や搬送の優先順位を決定すること。