第12回 国語科教員をめざす学生のための公開模擬授業
国語科教員をめざす学生のためのイベントとして、10月14日に、現役国語科教員による公開模擬授業をおこないました。今年は昨年度に続き、大和高田市立高田商業高等学校の車谷先生(本学科 2000年卒)をお迎えし、模擬授業をおこなっていただきました。
夏目漱石『こころ』をとりあげた単元の授業をふくめ、ペアワークの方法や生徒が耳を傾けやすい話し方の工夫等、役立つ情報がもりだくさんでした。
その作品を学ぶことによって生徒が得ることになる「学習効果=利益」を考えた指導案を作成するという視点の重要性、また、それを学んだ生徒たちが「心で解決できないことを、頭で考え乗り越えることのできる力を育む」ことになるというお話しが、印象的でした。
受講者のみなさんには、車谷先生のことばをしっかりと受け止め、実習の準備や教員採用試験対策に励んでくれることを期待します。
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天理大学国文学国語学科では、今後も国語科教員をめざす学生たちを全力で支援していきます。
(人文学部国文学国語学科教授 西野由紀)