国際文化学科「多文化共生入門ゼミナール1」:本学で学ぶ留学生にインタビューを行いました 2024.07.24 国際学部国際文化学科日本学科(留学生対象)国際体験受験生の方へ受験生の保護者・高校教職員の方へ学生同士がつながる # 多文化共生

2024年度に改組で新設された「国際文化学科」では、「多文化共生社会の実現を支える」人材を養成するべく「多文化共生入門ゼミナール1」を春学期より開講しています。

この授業では、日本における多文化共生の現状や法律・制度の歩み、またそれらの問題点を把握するとともに、多文化共生社会の実現に向けて自ら具体的な提案を行い、実践することができるようになることが、授業の到達目標として掲げられています。

授業担当の中祢勝美 国際文化学科教授は、「国際文化学科1年生として入学した学生たちが、4年後に社会人となっていくことを念頭におき、多文化共生に関する基本的な知識・技能・態度を大学生のあいだに身につけられるよう、様々なアプローチを考えている」と語ります。

7月8日に行われた授業では、履修した1年生23名が、学内における多文化共生の取り組みとして、天理大学で学ぶ留学生6人(韓国、中国、ラオス、フランス、ウクライナ、ジャマイカ)にインタビューを行いました。

学生らは次回の授業で、留学生からの返答をもとに学内における多文化共生の現状をまとめ、グループごとに発表を行う予定です。さらに学期末には、総仕上げの作業として「多文化共生社会の実現に向けて、大学生の私にできること」というテーマでレポートを作成します。

学生コメント

河口真愛さん(国際文化学科1年・奈良県立国際)

大学へ入学して4か月ほど経ちましたが、留学生と直接話す機会があまりなかったので、今日の授業でたくさん話すことができてとても楽しかったです。これを機に、留学生を学内で見かけたら声をかけてみたいと思います。留学生と話す機会を自分でも作りたいと思いますし、授業でも交流会などがあればいいなと思いました。

坂口和浩さん(国際文化学科1年・天理)

普段の授業と違って、実際に留学生と話すことができて有意義な時間を過ごすことができました。私のグループにはフランスからの留学生が参加してくれました。日本とフランスとの違いが色々分かりました。本やネットではなくて、直接、聞いて教えてもらえる貴重な機会でした。

留学生コメント
ALEXANDER-SMITH DANIELLE ANNさん(短期留学生)

はじめは少し緊張しましたが、日本の学生さんはみんなとてもやさしかったです。いろんな質問をたくさんしてくれて嬉しかったです。日本人学生との交流はとても楽しかったので、また今日のような授業をしてほしいです。

担当教員コメント

中祢勝美 国際文化学科教授
海外の様々な人と関わってほしいとの思いから、今回、日本学科の福井先生のご協力をいただき留学生にインタビューすることとなりました。学生時代に自分の国とは違う誰かと話をしたり、また話しかけられたりという経験は、学生たちにとって財産になると思います。多数の留学生が学ぶ天理大学だからこそできる、「多文化共生」についての学びと実践をこれからも考えていきたいと思います。

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