2024年7月19日、中国語学科漢語会話班主催による「中国語学科開設記念2024年度春季天理大学中国語コンテスト」が開催されました。
天理大学の学生中国語サークル「漢語会話班」は、4月から伝統の「新入生発音指導」を行っており、本コンテストはその成果発表の機会であると同時に、学外コンテストへの登竜門となっています。
本コンテストの特徴は、学生が企画から運営まですべて行っている点にあります。漢語会話班の学生は、中国語を磨くだけでなく、コンテストの企画・運営を通して人間力も鍛えています。
今回は「朗読部門」「プレゼン部門」の二部門のほか、台湾からの交換留学生による招待スピーチが行われ、会場には「夏期日本語セミナー」で本学を訪れている協定校の学生も応援に駆けつけました。
朗読部門は、予選を勝ち抜いた5名に、予選敗退者のなかから会場のルーレットで選ばれた1名を加えた6名が、課題文を緊張しながらも正確かつ感情たっぷりに朗読しました。
プレゼン部門ははじめての試みで、「ビジネス中国語」履修者の3年生1名と4年生3名が、授業で作成した中国語による10分間のセミナーを披露しました。先輩の堂々としたプレゼンを、1年生と2年生は羨望のまなざしで見つめていました。
招待スピーチは、交換留学生として本学で学んでいる中国文化大学の董雅琪さんと、慈済大学の羅墨耘さんが、それぞれの留学生活を流暢な日本語で紹介してくれました。
本コンテストの審査は、7名の学内審査員と4名の学外審査員が発表の録画に基づいてオンデマンドで行います。また恒例となっている在校生や海外協定校の学生、天理大学OBによる人気投票も行われます。
なお、入賞者と人気投票の結果は、8月上旬にお知らせできる見込みです。
(国際学部中国語学科 中川裕三 教授)