人文学部歴史文化学科の考古学コースでは、測量、探査、記録等にかかわる多様な機器を用いて、考古学調査の技術を高めています。
発掘することなく地下の様子を探る遺跡探査には早くから取り組んでおり、自治体の要請を受けるなどして各地で調査を行っています。現地で得たデータは専用ソフトで解析し、地下遺構の有無を検討していきます。


発掘調査ではドローンも活用しています。現在発掘している東乗鞍古墳を空撮した様子は、天理参考館の展覧会でも編集して放映されました。イスラエル国での発掘でも力を発揮しています。ドローンによって空中から遺跡・遺構を撮影するだけでなく、たくさんの写真から得たデータを解析して3D画像を作成することにも用います。

東乗鞍古墳のドローン映像
東乗鞍古墳のドローン撮影映像研究成果を図化する作業もデジタル化しています。データの解析や作図などの作業は研究室のパソコンを使って行います。近年急速に進む考古学のデジタル化に対応できるよう、これらの技術を一つ一つ身につけていきます。
