なら歴史芸術文化村で4大学連携の企画展を開催 2022.08.10 人文学部歴史文化学科社会連携地域・企業との連携在学生の方へ在学生保護者の方へ受験生の保護者・高校教職員の方へ # なら歴史芸術文化村# 考古学コース# 民俗学コース# 歴史学コース

7月30日(土)、なら歴史芸術文化村で開催中の第2回企画展「文化財研究中! なら歴史芸術文化村×連携4大学」(2022年7月23日(土)~9月19日(月・祝))のイベントの一つとして、天理大学の学生によるギャラリートークが行われました。

会場となったのは、「発掘調査の裏側見せます」と題した天理大学の展示スペース。トークを担当した瀬川裕太郎さん(歴史文化学科4年生)は、東乗鞍古墳の発掘調査の進め方や成果について、学生らしい率直な感想を交えながら解説を行い、和やかな雰囲気のなかイベントが進められました。

瀬川さんは、発掘の準備作業で古墳に覆い茂る竹を伐採し、つるはしを使って固い土層を掘り下げる作業に苦労したこと、過去の生活の痕跡が見つかって成果が得られた実感があったことなど、考古学と発掘調査の醍醐味を存分に語りました。

また、東乗鞍古墳の大きさが想定よりも大きいことがわかったことなど、天理大学による発掘調査によって貴重な成果が得られたことも説明しました。

トークをサポートした小池匠さん(歴史文化学科3年生)は、発掘調査の事前調査で地中レーダ探査を体験したこと、松浦舞さん(歴史文化学科2年生)は、初めて参加した発掘調査で先輩に親身に教えてもらうことができたことを語りました。

学生たちが主役のイベントをサポートした桑原教授も登壇し、発掘調査が始まった2018年から続けてきた合宿もコロナ禍の影響で中止となるなど、さまざまな制限がかかるなかで、教員と学生が力を合わせて地道に調査研究を続けたことにより大きな成果が得られたことを真摯に語りました。

今回の企画展では、連携大学の特徴的な文化財研究の実践や最新研究の事例、文化村と協同で進めてきた取り組みの成果が展示物を通して紹介されており、天理大学の歴史文化学科による文化財研究の特徴的な取り組みも多くの見学者の目に触れる機会となっています。

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