昨年11月20日、ワールドフェスティバル天理2022(主催:天理市など)が天理駅前広場コフフンをメーン会場に開催され、本学国際学部中国語専攻の学生と台湾からの交換留学生が多数参加し、中国や台湾の伝統文化や食文化を披露しました。
中国語専攻はコロナ前から同フェスティバルに参加し、中国語絵本読み聞かせや中国雑技などを披露してきました。コロナ禍で2020年にフェスティバルが中止となって以来、3年ぶりの参加となりました。
今回はボランティアの実践を行う「実践中国語B」を履修している学生たちが中心となり、南待合で中国語専攻の教員と共に中国茶藝を披露して市民に試飲してもらったり、子どもたちに中国コマや皿回しなどの雑技を教えたりしました。また、ステージでは中国雑技とダンスを披露し、市民の中国文化理解に貢献しました。
台湾からの交換留学生たちは、台湾ブースで、台湾の夜市などで人気の肉燥飯(炒めたそぼろ肉と一緒に煮込んだご飯)や地瓜球(サツマイモボール)、タピオカ茶などを作って販売し、市民に台湾庶民の食文化をアピールしました。
参加した学生のコメント 橋本晏加さん(2年・西の京)
私は自分が生まれ育った奈良に恩返しがしたいと思い、天理大学では中国語だけでなく地域ボランティアの方法についても学んでいます。今回たくさんの人たちに喜んでもらえて、私自身も幸せな気持ちになりました。中国語圏からの観光客のサポートをしっかりできるようになりたいので、これからも頑張ります。
中国語専攻竹田治美教授のコメント
天理大学中国語専攻では、「実践中国語A」でボランティアに関する基礎理論と中国語を使った社会貢献活動の企画力を、「実践中国語B」で実践力をそれぞれ身につけます。今回のフェスティバルは、学生たちにとって授業で学んだ力を発揮する貴重な場となりました。参加した学生一人ひとりが、今回の活動を通して、社会における自分の立ち位置を意識し、多文化共生社会における日本において、自分がいかに社会貢献できるか考える大きなきっかけになったのではないかと思います。