看護師は、法律(保健師助産師看護師法)で、患者などに対する「療養上の世話」または「診療の補助」をおこなう者であると定められています。本学看護学科では、このうち「療養上の世話」に関する技術を1年生の後期(秋学期)に学び、「診療の補助」に関する技術を2年生の前期(春学期)に学ぶように設定しています。
現在2年生が看護方法論Ⅱという授業で「診療の補助」に関する技術を学んでいるところで、先日、採血と注射の技術に関する授業が行われました。
授業では、学生同士で看護師役、患者役になり技術の練習をしました。採血も注射も針を使用することもあり、危険を伴ったり、患者が不安感を抱いたりします。なので、学生も、ただただ手先の技術を身に付けるだけではなく、それまでに学んだ人体解剖に関する知識(どこにどんな血管や神経が通っているか)や、コミュニケーションの技術(患者がどうしたら安心できるか)を思い起こし、学生同士で意見交換をしながら、時には教員に質問をしながら、応用の利く技術を身に付けられるように取り組んでいる様子でした。
また、確実な技術が身に付けられているかの確認のために、後日技術テストが行われたのですが、技術テストに向けて自主練習をする学生も多数見受けられたことからも、学生が一生懸命学ぼうとしている様子が感じられました。
![](https://www.tenri-u.ac.jp/wp/wp-content/uploads/29d3bc99193cb0b837fb8cc53f050ae5-3.jpg)
![](https://www.tenri-u.ac.jp/wp/wp-content/uploads/cbf5b9f60da99bf791c0aa12a770f429-1.png)
↑ 採血の自主練習をする様子
![](https://www.tenri-u.ac.jp/wp/wp-content/uploads/5e4896966c9944fcf00890f4502605bf-1.jpg)
執筆者(医療学部・看護学科 横井弓枝・講師)