3月19日（火曜日）午前10時より、杣之内キャンパスにて卒業式が挙行されました。
前身の天理医療大学医療学部の関係者にとりましては、大学合併後、最初の卒業生を送り出すことになりました。思えば、卒業生の皆さんにとって、大学入学から卒業までの4年間は、普通ではない大学生活の連続でした。新型コロナウイルスが蔓延する中での入学によって、大学生になったにもかかわらず、当初は大学へ来ることもできませんでした。その中で、Zoomによるオンライン授業や実習に対応しなければなりませんでした。大学に来ることができるようになっても、行動に制限がある中での臨地実習など、普通ではない学生生活を送ることを余儀なくされました。そして、昨年4月からは天理大学との合併をも経験することになりました。
このように様々な困難を乗り越えてきた卒業生の皆さんを見ていると、他の学年の学生よりも却って、学生同士の絆が強くなっているように見えます。社会に出れば、自分ではどうしようもできない理不尽なことに出会うかもしれません。そんな時、これまでの困難を乗り越えてきた経験を活かし、また今後も共に学んできた同級生との絆を活かして、乗り越えていってもらいたいと思います。
