歴史文化学科歴史学研究コースでは、これまで市内の文献資料を大学の研究室に借用し、授業やその他の時間を用いて整理、目録を作成し、文化財の保存に貢献してきました。
2023年2月、『天理市山田町・久保家文書』を公刊しましたが、久保家文書は、この度、奈良県立図書情報館に寄託されることになり、2023年12月、図書情報館の方々と共に、図書情報館に搬出しました。
かわって、天理市教育委員会の立ち合いのもと、あらたに天理市内の中村家から文書を借用させていただきました。この史料は、すでに谷山正道元教授が仮目録作成をされていて、その補遺として、文書の採寸や写真撮影をお引き受けすることになりました。将来の文化財指定を見据えて、奈良県や天理市と打ち合わせをしながら、学生とともに整理を進めています。
来年度には同家文書目録を公刊する予定です。(幡鎌一弘)