８月26日に、天理大学は2023年度第4回目のオープンキャンパスを開催しました。
国文学国語学科では、天理大学附属天理図書館の講堂に移動し、体験授業「旅するブンガク—「パクリ」の技法—」をおこないました。
十返舎一九『東海道中膝栗毛』の挿絵をとりあげて、「名所図会」の挿絵と比較しながら、文学作品における模倣とその方法について解説しました。
講義のあとは、講義で取りあげた『東海道中膝栗毛』や『都名所図会』、江戸時代の旅の指南書でもある『旅行用心集』などの資料を、高校生、保護者のみなさんにそれぞれ手にとってもらいました。
図書館や博物館の展示ではガラス越しで見る資料も、実際に触れてみないとわからないことが多くあります。
天理大学のオープンキャンパスではこうした「本物」にも触れることができます。
＊＊＊
つぎのオープンキャンパスは９月９日に開催します。
教員一同、みなさまのお越しをお待ちしております。（人文学部国文学国語学科 西野由紀教授）
