留学中に「文武両道」を実現—中国語専攻の東亜紗乃さんが台湾の「大学剣道選手権大会」優勝に貢献 2024.01.13 国際学部中国語学科

「中華民国2023年度大学大学院剣道選手権大会」が、2023年11月18日・19日の2日間にわたって台北海洋科技大学にて開催され、国立台湾師範大学に交換留学中(当時)の東亜紗乃さん(中国語専攻3年・大分)が、同大学剣道部女子チームの大将として団体戦に出場、優勝に貢献しました。

本大会は中華民国大学体育総会が主催する、大学生および大学院生を対象とした全国大会で、台湾全土の大学から選手が集まりました。

国立台湾師範大学女子チームがエントリーした女子団体戦一般の部は、11チームで優勝を競いました。東さんは大将としてチームに参加。勝ち残り団体戦(大将を倒した方の勝利)において、1試合目は不戦勝、続く2試合目と3試合目は大将の東さんが5戦5勝という見事な成績で堂々の優勝を手に入れました。

東さんは2023年4月30日に開催された「台北市青年杯剣道選手権大会」でも、国立台湾師範大学剣道部の一員として出場し団体戦2位受賞に貢献。個人戦でも3位になりました。
その後も、交換留学生として同大学の授業を受ける傍ら、課外で剣道部の学生と練習を重ね、昨夏から台北市内の道場にも足を運んで現地の剣道愛好家とも交流し、剣道の腕を磨いてきました。

『剣道時代』2024年2月号では、東さんが剣道を通して中国語と出会ったエピソード、留学先を目指すなかで再び剣道を考えることとなった経緯や留学先での剣道を通した交流体験などが「剣道を通して広がった台湾での交流の場」として掲載されています。

東亜紗乃さんのコメント
「女子チームのなかで外国人の部員は私だけでしたが、チームメイトは私を台湾人の部員と同様に仲間として扱ってくれ、練習だけでなくプライベートでも彼女たちと充実した時間を過ごすことができました。今回の大会では、先輩の代役で大将を任せていただきました。これまでの剣道人生で大将を務めるという経験は初めてだったため、大きな責任感と緊張感を持って試合に挑みました。その結果、優勝という思いもかけないご褒美をもらえて、台湾での留学生活の最後に一生忘れられない思い出を作ることができました。」

中国語専攻主任・中川裕三教授のコメント
「東さんには留学中剣道で交流することを勧めましたが、天理大学入学後は剣道をしていなかったので、台湾で大将を務めて優勝、という吉報を受け取ったときは大変驚きました。東さんの活躍の影響で、今年は卓球部の学生が台湾に留学して台湾の大学選手権で優勝を目指したいと言っています。今後も留学中に「文武両道」を実践したいという夢を持った生徒さんが入学してきてくれることを期待しています。」

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