2023年度「オリックスバファローズファーム公式戦来場者調査合同発表会」 2024.01.12 体育学部


オリックスバファローズによる「ファーム来場者調査合同発表会」が、2023年12月10日、大阪商業大学にて開催され、天理大学体育学部 稲葉研究室3年次生6名がプレゼンテーションを行いました。

この発表会は、オリックスバファローズが2014年から関西の大学、自治体と連携して実施している、プロ野球ウエスタンリーグ(2軍公式戦)の観客を対象としたマーケティング調査結果の合同発表会です。

今年、オリックス球団職員側から提案されたテーマは「Z世代をバファローズの沼に引き込むためには」で、本学と大阪商業大学・阪南大学・大阪成蹊大学・関西大学・桃山学院教育大学・大阪体育大学の7大学がエントリー。2023シーズンの各地の試合会場において、プロジェクトに参加した大学および大学研究室が、専門的な視点から観客に対して調査を行いました。

「プロ野球公式戦(ウエスタンリーグ)における産学官連携プロジェクト」の一環として参加した天理大学は、例年どおり奈良開催を担当し、稲葉研究室の3回生2人が、9月23日、佐藤薬品スタジアムで観客調査を実施しました。

発表会では、ファンから公募する企画ユニフォームを実際に選手たちが使用するという「作ってZ!ファンの想いをのせたユニフォームで四連覇!」と大阪を拠点とする他競技のプロスポーツチームファンを巻き込んだ「コラボで壊す競技の壁!」という2つの企画を球団に提言しました。

球団関係者からは、「特に、大阪を拠点とする他競技のプロスポーツチームとのコラボについては、以前から取り組んでいたものの最近では大きな企画が動いていないので、是非、今回の提案も参考にしながら、見直しを図っていきたいです」との感想が寄せられました。

2023年度「オリックスバファローズファーム来場者調査合同発表会」に参加
谷村拓海さん(スポーツ教育コース3年・花園)、小野ひなたさん(同コース3年・山城)、田村快さん(競技スポーツコース3年・岐阜第一)、野上真叶さん(同コース3年・明豊)、松本侑輝さん(同コース3年・武庫荘総合)、リン・ツォンヤンさん(スポーツ文化コース3年)

学生コメント

  • 他大学の学生と真正面から意見交換をできる場が少ないなか、本気で討論することができとても良い刺激になりました。
  • 調査から企画発案、他大学や関係者の前で発言できるというとても貴重な機会でした。会場の緊張感を経験できたことを今後の人生に生かしていきます。
  • 真剣さと緊張感のある場で、自分の研究結果を発表したり、発問したりすることが凄く良い経験になりました。発表の準備においては、チームワークやメンバーの大事さも改めて感じました。
  • 部活動では味わうことのできない緊張感の中で発表することができました。また、ゼミのみんなと協力して発表準備に取り掛かった分、より良い関係性が築けたのではないかと思います。

担当教員 稲葉慎太郎講師コメント

調査準備に取り掛かった当初、ゼミメンバーの学生たちは球団へ提案を行うということについてほぼイメージできていないようでした。しかしながら、実際の試合会場へ足を運んだり、実際に観客の皆さまに調査の協力を呼び掛けたりする経験を通じて、提案に向けたメンバー同士でのディスカッションも活発になってきました。今回の経験を、今後の進路に進む中で生かして欲しいと思います。

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