【授業紹介No,2】免疫検査学 2023.06.13 医療学部臨床検査学科 # 授業紹介

臨床検査学科 酒井 学

免疫は、外にいる細菌やウイルスなどの敵が身体に侵入してきた時に作用します。その仕組みは、免疫を担当する細胞が『自分』と『自分ではないもの(敵)』を判別して、身体に侵入してきた『自分ではないもの(敵)』を排除することによります。しかし、この生体防御システムは時に機能の低下や異常な反応を起こしてしまい、免疫機能が正常に作用しない免疫不全、自分に対して免疫を起こしてしまう自己免疫疾患、花粉症や蕁麻疹などのアレルギー、更にはがんなどの様々な疾患を引き起こします。

臨床検査学の1つである免疫検査学は、免疫で働く細胞やタンパク質などを利用し、免疫系に関わる多くの疾患(B型肝炎、HIV、がんなど)の診断や治療につなげるために必要な知識を学ぶ学問です。

本講義では、主にパワーポイントを使用した講義と小テストを行い、基礎的な知識を基盤として各疾患における免疫系の働きを理解し、その診断に利用される検査の原理・方法・臨床的意義を説明します。

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