【授業紹介No,3】治療過程にある子どもの看護演習 ~小児看護の技術と工夫に看護の原石を見つけました~ 2023.06.14 医療学部看護学科 # 授業紹介

6月1日 看護学科3年生は、「治療過程にある子どもの看護演習」という小児看護の授業を受講しました。この15回の演習科目で看護学生が目指すのは、小児特有の病態や治療を理解し、健康障害を持つ子どもとその家族に必要な看護援助が実践できる基礎的能力を身につけることです。

この日の技術演習は、「子どもの点滴確保と固定」と「腰椎穿刺の固定」でした。演習では5人前後のグループに分かれて行いました。演習の冒頭では、実務経験のある教員のデモンストレーションを見学し、その後、グループ内で点滴を受ける子どもと子どもに付き添う母親、看護師、観察者に役割を設定して学生がロールプレイを実施しました。


写真はベッド上で4歳の子どもの点滴固定に挑戦している様子です。この回では、安全な検査・処置のために必要な小児看護の技術だけでなく、対象に応じた工夫を学ぶことができるように実務経験で培った方法を具体的に示しながら説明しています。また演習の最後にグループで話し合い、発表をしました。教員は学生が自発的に発表してくれた内容に非常に素晴らしい学びの機会を提供できたと感じました。実務経験だけでは、気づけない学生ならではの感覚は看護の原石と言えるでしょう。

学生がドキドキしながら小児のモデル人形に話しかけ、モデルの小さな手に点滴が漏れないようにシーネと呼ばれる添え板を固定する様子や、キラキラした発表内容を聞いて小児看護の技術と工夫を伝えることができたかなと嬉しく思いました。

(小児看護学 徳島 佐由美)

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