看護師のように考え、看護師のように実践するぞ！
看護学科の4年次に、「看護実践能力の探求（臨床判断）」という科目があります。
この科目では、看護の対象となる人々の身体状況を判断して、必要な看護を実践するために様々な事例を活用した演習が中心です。
半年後には看護師になる学生が、より臨床場面に近い状況を体験し、さらなる学習に役立ててほしいという願いがあります。
今回は、急に意識がなくなった患者に対して、少ない情報でもアセスメントし、患者に応じた看護援助を実施することを目的にシミュレーション演習を行いました。
教員が意識のない患者役をリアルに再現しました。学生たちは、目の前の患者さんに緊張しながらも、グループメンバーで互いに既存の知識を活用し、不足内容はテキストなどで補い、ABCＤＥアプローチや 『アイウエオチップス』（AIUEOTIPS）の鑑別診断の知識を用いながら主体的に学習を深めていました。
学生からは、「実際に看護援助をするとなると難しいな」「患者の状況がイメージしやすいから考えやすいね」「シミュレーション演習好きやわ～」などの声が聞かれました。そんな学生の姿に成長を感じ、今後の成長が楽しみな今日この頃です。
