博物館実習2(全学部で履修可能)が、9月6日から10日にかけて5日間の日程で実施されました。
博物館実習は、博物館学芸員の資格を得るために必要な3単位の内のひとつで、実際の博物館・美術館で行われる実習です。
天理大学では附属天理参考館でその実習が行われており、今回は、参考館入館者に対しての受付業務、常設展示場の解説に加え、7月14日(水)から9月6日(月)にかけて開催された第87回企画展「物部氏の古墳 杣之内古墳群」を題材として、展覧会を企画する際の留意点と構成、資料の配置についての説明、また展覧会撤収作業補助が実習として実施されました。
企画展の撤収時に併せた実習内容として、炭酸ガスによる包込み燻蒸の説明と燻蒸済資料の撤収作業補助や、民俗資料整理補助として、資料の採寸、写真撮影、スケッチ、資料カード記入など、地道な作業が丁寧に行われました。
6月に実施された実習では企画展開催前の展示作業に携わり、今回の実習では資料の保存や整理に留意した撤去作業を体験しました。それぞれに参加した学生らは、企画展の開催と終了という、またとない経験をする機会になりました。