中華圏で働く夢が、リアルに。現地企業の見学もできる「海外語学実習」とは?

中国語力を活かしたキャリア教育にも力を入れる、中国語学科。
2023年に実施した海外語学実習<台北コース>では、特別企画として現地企業や球団の見学を実施しました。

今日のナビゲーターは、国際学部 外国語学科 中国語専攻の佐々木 健吾さん。
語学実習への参加を通じ、どんな"DISCOVERY"があったのか聞きました。

※学生の学部学科専攻等の所属表記は、入学当時の名称となります。

2023年8月6日〜26日まで台湾で実施された海外語学実習には合計22名が参加しました。受け入れ先の中国文化大学にて、学生たちは午前中にネイティブ教員による中国語の授業を受け、午後には「小老師」と呼ばれる日本語学科の学生による文化体験授業を受講。
授業終了後には、「小老師」の案内で学外へ出かけたり、夜には学生寮で寝食をともにするなど、日常生活のなかで中国語を使った交流ができるのが醍醐味です。

今年はそうしたプログラムに加え、台湾で働くことをイメージできる企業訪問もあったそうですね。

はい。天理大学卒業生の紹介で、「楽天モンキーズ」と「パナソニック台湾」の見学を行うことができました。

海外の球団や企業を訪問できるなんて、なかなかない機会ですね。

「楽天モンキーズ」では、球団の副代表をつとめる礒江厚綺さんによる球団紹介と、海外移住して働くことについての体験談を聞いたあと、球場内の見学と試合観戦を行いました。「パナソニック台湾」訪問については、事前準備として、以前パナソニック台湾で駐在されていた先生から「パナソニックと台湾松下電器」という講義を受け、その後有志で大阪のパナソニックミュージアムを見学し、パナソニック台湾の歴史について学びました。僕はこの有志グループのリーダーを務めていました。

「パナソニック台湾」の見学では、どんな経験ができましたか?

ショールームや冷蔵庫、エアコンの工場を見学させていただいたほか、社長と理事長にお会いする機会も用意していただきました。そこで日本製品と台湾製品で性能に違いはあるのか、経営理念への想いは共通しているのかなど、さまざまな質問を中国語ですることができたんです。海外で働くことが、ぐっとリアルになった一瞬でした。

ここで、今日のDISCOVERY

努力すれば海外で働く夢も、現実になる。

語学実習を通じて、中華圏で勉強したい・働いてみたいという夢は膨らみましたか?

授業で中国語を勉強するのも楽しいですが、やはり現地に行くことで、この表現は意外とあまり使わないんだな、と実感できるようなこともあります。数週間滞在してみて、留学に行きたい想いが強まり、台湾への留学を検討しています。

語学実習が、留学への扉になったのですね。中国語学科は、中国文化大学と「デュアルディグリー・プログラム」についての協定を結んでおり、2024年からは天理大学と中国文化大学の両方の大学でそれぞれの学位を計5年で取得できるようになります。この制度を活用すると、天理大学だけでなく、台湾の大学の学位を取得できるため現地での就職可能性も広がります。中華圏で働いてみたいという夢はありますか?

今はまだまだと思ってはいますが、中国語力を伸ばし、日本で就職したあといつかは台湾や中国で仕事ができるようになりたいと思っています。小学生の頃から卓球もしているので、スポーツを通じた文化交流にも貢献できたらうれしいです。

天理大学では、多様な海外プログラムでステップを踏みながら、
国際交流を通じて「DISCOVERY(気づき)」を得られる機会を提供しています。

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