
人文学部宗教学科の澤井真准教授が、2026年1月26日から2月2日にかけて開催された、独立行政法人国際交流基金(Japan Foundation)主催の「宗教間対話」事業(ASEAN諸国および日本の宗教指導者・有識者招聘プログラム)にて、天理教の里親活動について発表しました。
発表内容:若者の孤独と向き合う宗教の役割
1月27日に行われたラウンドテーブル・セッションにおいて、澤井准教授は、ASEAN諸国からのプログラム参加者(宗教指導者や若手リーダーら)に対し、「若者の孤独と向き合う天理教─里親活動の宗教的意義」(Tenrikyo Facing Youth Loneliness: The Religious Meaning of Foster Care Activities)というテーマでプレゼンテーションを行いました 。
発表では、天理教が長年取り組んできた「里親活動」を具体的な事例として挙げ、現代社会における孤独や孤立という課題に対し、宗教コミュニティがどのような社会的役割を果たしており、共生社会の実現に寄与できるかについて提言を行いました 。


実践を通した国際交流
27日午後、澤井准教授は東南アジアの参加者と共に、上野公園周辺での夜回りの配食活動を続けているひとさじの会の活動にも参加し、宗教の枠を超えた「現場の熱量」を肌で感じました 。この対話の総括である「今、求められる宗教の役割とは – 東南アジアの視点から」は、『中外日報』(2026年2月6日付)の第一面でも大きく取り上げられるなど、高い注目を集めました 。
澤井准教授のコメント
「今回の事業を通じて、ASEAN諸国のリーダーたちと直接対話を重ねる中で、アジアにおける宗教の重要性を改めて痛感しました。天理教の社会貢献のあり方を国際的な文脈で共有できたことは、今後の研究や教育活動、そして本学が目指す多文化共生への取り組みにおいても大きな糧になると確信しています。」
(宗教学科 澤井真)